楽天株ミニでデイトレは可能?寄り付き成行注文も含めた取引の注意点と活用法

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「楽天株ミニってデイトレできるの?」「寄り付き成行注文は可能?」そんな疑問を持つ方に向けて、楽天証券の提供する少額株式投資サービス『株ミニ』の仕組みと注意点をわかりやすく解説します。ミニ株であっても取引スタイル次第では短期売買も可能ですが、通常の現物株とは異なる仕様に注意が必要です。

楽天株ミニとは?通常の株取引との違い

楽天株ミニは、楽天証券が提供する「単元未満株(1株単位)での株式売買」サービスです。通常は100株単位でしか買えない銘柄も、1株単位で購入できるため、資金が少ない初心者でも株式投資が可能になります。

ただし、東証のリアルタイム取引とは異なり、「リアルタイム約定」ではなく「取引所外で楽天証券が提示する価格で約定」する点が大きな違いです。

楽天株ミニで“デイトレ”は可能か?

結論として、楽天株ミニでも短期売買(当日中に売買を完了すること)はできますが、厳密な意味での「デイトレード(リアルタイムの板を見ながら何度も売買を繰り返す取引)」には不向きです。

主な理由は以下の通りです。

  • 取引時間が限定されている(注文は9:00~14:30)
  • 注文は1日2回の価格提示(10時30分頃、14時30分頃)で決定される
  • リアルタイムの値動きには対応していない

したがって、板読みをしながらタイミングを見て何度も売買を行うようなスピード取引には向いておらず、どちらかといえば「翌日まで持ち越さず利確するライトな短期売買」が現実的な使い方です。

寄り付きの成行注文は可能か?

楽天株ミニでは、通常の証券取引所を通した注文ではないため、「成行注文」や「寄り付き注文」という概念は存在しません。すべての注文は、楽天証券が提示する株価(10:30・14:30頃)に対して指値または成行で発注し、タイムラグのある約定方式がとられます。

つまり、午前9時に注文しても東証の「寄付き値」で約定することはありません。約定タイミングは楽天側のルールによって管理されている点に注意が必要です。

実際にデイトレ的に使った人の例

たとえば楽天株ミニでトヨタ自動車(7203)を1株買い、同日の午後に株価が上がったタイミングで売却した投資家Bさんは、楽天証券の提示価格を確認しつつ午前中に買い、午後の更新価格で売却しました。

このように、提示価格の2回更新(午前・午後)を利用すれば、ある程度の短期取引は可能ですが、実際の市場価格との差異が出るため、板を見ながらの細かなトレードには向きません。

楽天株ミニを使うべき人・使うべきでない人

楽天株ミニが向いている人:
・少額から株を始めたい初心者
・分散投資やお試し購入目的
・長期保有や配当・優待目的で少しずつ買いたい人

楽天株ミニが不向きな人:
・板読みやリアルタイムでの高速売買をしたい人
・一日に何度も売買を繰り返す本格的なデイトレーダー

まとめ

・楽天株ミニは1株から取引可能な少額投資サービス。
・取引はリアルタイムではなく、1日2回の価格更新による取引。
・厳密な意味でのデイトレや寄付き成行注文は不可。
・デイトレ的に使うには制約が多いため、用途を見極めて使い分けることが大切。
・リアルタイム取引をしたいなら、単元株を通常の株式取引で行うことを検討しましょう。

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