株式投資では、同じ銘柄を複数回に分けて購入することがあります。その際、損益計算の方法を理解しておくことが重要です。本記事では、個別株を2回に分けて購入した場合の平均取得単価と損益の計算方法について解説します。
1. 購入価格と取得単価の計算
まず、購入した株の取得単価を計算します。
購入した情報は以下の通りです。
購入回数 | 株価 | 購入口数 | 合計金額 |
---|---|---|---|
1回目 | 1,000円 | 5口 | 5,000円 |
2回目 | 1,500円 | 45口 | 67,500円 |
この場合、平均取得単価を求めるには、総購入金額を総購入口数で割ります。
平均取得単価 = (5,000円 + 67,500円) ÷ (5口 + 45口)
= 72,500円 ÷ 50口
= 1,450円
2. 現在の株価に基づく損益計算
現在の株価が1,200円になった場合の損益を計算します。
株の評価額は以下のように求めます。
評価額 = 1,200円 × 50口 = 60,000円
購入時の合計金額との差が損益となるため、
損益 = 60,000円 – 72,500円 = -12,500円
このように、総損益は-12,500円となります。
3. 各購入価格ごとの損益確認
1回目の購入(1,000円で5口)。
- 現在の株価 1,200円との差 = +200円
- 損益 = 200円 × 5口 = +1,000円
2回目の購入(1,500円で45口)。
- 現在の株価 1,200円との差 = -300円
- 損益 = -300円 × 45口 = -13,500円
合計損益。
+1,000円 – 13,500円 = -12,500円
4. まとめ
同じ株を異なる価格で購入した場合、平均取得単価を求めて、そこから損益を計算することが重要です。本例では、平均取得単価は1,450円で、現在の株価1,200円の場合、全体の損益は-12,500円となります。
このような計算を理解しておくと、投資判断をより正確に行うことができます。投資をする際は、購入価格ごとの損益計算だけでなく、平均取得単価を考慮した損益計算も活用しましょう。

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