NISAでの投資信託購入時、何口買える?切り捨て・切り上げのルールと具体例で解説

資産運用、投資信託、NISA

NISA口座を使って投資信託を購入するとき、「何口買えるのか」「小数点以下はどうなるのか」と疑問に感じたことはありませんか?特に投資初心者にとって、口数の計算方法はわかりづらいもの。本記事では、具体的な例を使って、NISAでの投資信託購入時の口数計算やルールをわかりやすく解説します。

投資信託の「口数」とは?

投資信託を購入するときは、「〇〇円分を買う」ではなく、「何口分を買うか」で取引が行われます。口数とは、投資信託の最小単位のようなもので、一般的に1万口=1万円相当と考えるとイメージしやすいです。

口数は、購入金額 ÷ 1口あたりの基準価額(通常は1万口あたりの金額)で計算されます。

購入口数の計算方法:具体例で確認

たとえば、ある投資信託の基準価額が1万口あたり3万円(=30,000円)の場合、1口あたりの価格は約3円です。このとき、1万円を使って購入する場合の計算は以下の通りです。

10,000円 ÷ 3円(1口あたり)=約3,333.333口

つまり、購入できるのは「3,333.333口」のように小数点単位での購入が可能です。証券会社のシステム上、小数点以下6桁まで対応しているところもあります。

切り捨て・切り上げではなく「端数口」購入が一般的

多くの証券会社では、切り捨てや切り上げではなく、そのままの口数(小数点あり)で処理されます。たとえば、3,333.333口なら、そのままの数量で約定(購入)されます。

ただし、証券会社によっては最小単位が異なることもあるため、取扱会社の規定を確認することが大切です。

NISA口座での特有の注意点

NISA口座では非課税枠が年額120万円(新NISAは成長投資枠など)と定められており、購入金額ベースで枠の管理がされます。小数点付きの口数でも、購入金額の合計が枠内に収まっていれば問題ありません。

たとえば9,999.99円購入し、その後1.00円分を購入しようとしても、残り枠が足りないと判断されれば注文エラーになる可能性があります。

証券会社ごとの対応の違いに注意

楽天証券やSBI証券、マネックス証券など大手ネット証券では、小数点以下の端数口数でも柔軟に取引ができます。ただし、基準価額や手数料、購入単位のルールは証券会社ごとに微妙に異なるため、実際に使っている証券会社のQ&Aや公式ガイドを参照するのが確実です。

まとめ:投資信託の口数は小数点単位で購入可能

NISA口座でも通常口座でも、投資信託の購入は小数点以下の口数で取引されるのが一般的です。よって、「切り捨て」や「切り上げ」を意識する必要は基本的にはありません。

今回の例でいえば、3円×3,333.333口=ちょうど約10,000円となり、このまま購入できるという計算になります。ご自身の証券会社がどこまでの桁数で対応しているか、一度ログインして注文画面などで確認してみると安心です。

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