米国株をSBI証券で取引する際、円貨決済と外貨決済を選べますが、売却後に資金が外貨(主に米ドル)として口座に残ることがあります。この外貨を円に戻して再び日本株や他の用途に使いたいときには、いくつかのステップが必要です。本記事では、外貨建ての買付余力を円建てに戻す具体的な手順と注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
外貨で受け取った売却代金の所在を確認する
米国株を外貨決済で売却した場合、受け取る代金は「外貨建口座(米ドル)」の買付余力として反映されます。この金額は、売却日の2営業日後(T+2)に実際に利用可能になります。
確認手順:
- ログイン後、メニューから「口座管理」→「外貨建商品」を選択
- 「外貨建買付余力」の中の「米ドル」残高を確認
米ドルを円に戻すには「為替取引(外貨→円)」が必要
米ドルを円に戻すためには、SBI証券のサイトまたはアプリ内で「為替取引(売却)」の操作を行います。
操作手順:
- 「口座管理」→「為替取引」メニューへ
- 「米ドルを円に換える(米ドル売却)」を選択
- 売却金額または全額を入力し、レートを確認して確定
為替手数料は通常、1米ドルあたり25銭がかかります(円→ドル/ドル→円それぞれに発生)。
為替予約とリアルタイム取引の違いを知っておこう
為替取引には、2つの方法があります。
- リアルタイム為替取引:即時レートで売買が成立。マーケットが開いている時間帯(平日9:00〜17:00)で利用可能。
- 予約注文:希望レートを指定して成立を待つ方式。時間帯を気にせず設定可能ですが、成立までに時間がかかる場合があります。
急ぎの場合は「リアルタイム取引」がおすすめですが、為替レートに納得できない場合は「予約注文」で有利な条件を狙うのも選択肢です。
外貨建買付余力は日本株には使えない?
外貨建ての買付余力(例:米ドル)は、当然ながら円建て商品の購入には使用できません。日本株やETFなど、円で決済される商品を購入するには、必ず円の買付余力が必要です。
したがって、米ドルのまま放置せず、必要に応じて早めに円へ戻すのが資金管理の面でも望ましい対応です。
スマホアプリでの為替取引も可能
SBI証券のスマートフォンアプリ「SBI証券 米国株アプリ」でも、為替取引は簡単にできます。アプリの「資産」→「為替取引」→「米ドル売却」の流れで操作可能です。
外出先でも即時対応できるため、特にタイミングを見て売却したい方には便利な方法です。
まとめ:米国株売却後の外貨は「為替取引」で円に戻そう
SBI証券で米国株を外貨決済で売却した場合、その売却代金は「外貨建ての買付余力」として残ります。これを円として使うには、「為替取引(米ドル売却)」が必要です。
ポイントは以下の通りです。
- 売却代金の反映はT+2営業日後
- 「為替取引」からリアルタイムで円に戻せる
- 為替手数料に注意(片道25銭)
初心者のうちは戸惑いやすい点ですが、1度手順を踏めば次からは簡単です。しっかり覚えて資金管理に役立てていきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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