「うーん、微妙…でも入ってみるか」でトレードを始めた結果、やっぱり負けてしまった——そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。トレードにおいて“入るべきか迷う”時点で、すでに優位性はないことが多いものです。本記事では、そういった「微妙なエントリー」を避け、勝率の高い“ドストライク”だけを狙うための戦略と考え方について詳しく解説します。
「微妙なエントリー」はなぜ負けやすいのか?
投資やトレードにおける失敗の多くは、「確信が持てないけど何となく入ってしまった」という曖昧な判断が原因です。そういったエントリーでは、根拠が薄いため、少し逆行しただけで不安になり、すぐに損切りや撤退につながってしまう傾向があります。
また、感情的なトレードはルールがぶれやすく、勝ちパターンと負けパターンが混在することで検証も困難になります。「微妙だけどチャンスを逃したくない」という焦りは、投資では禁物です。
プロが重視する“確信のあるポイント”とは
経験豊富なトレーダーの多くは、「確信が持てないなら見送る」ことを徹底しています。プロたちが重視しているのは以下のようなポイントです。
- テクニカル的な根拠が複数重なっている(例:トレンドライン+移動平均+出来高)
- ファンダメンタルズも一致している(好決算+業界全体が強い)
- エントリー前に損切りラインが明確である
これらの条件がそろって初めて“ドストライク”なエントリーポイントと判断されます。
「打席を絞る」ことで勝率が上がる理由
野球に例えると、すべてのボールに手を出していては打率が下がるのと同様、トレードでも「エントリーポイントを厳選」することで勝率が劇的に改善します。
実際、月に数回しかエントリーしない“スナイパー型”のトレーダーの中には、年間通して高いリターンを維持している人も多くいます。チャンスは少なくても「明確なパターンにだけ入る」ことが、メンタルと資金管理の両面において有利に働くのです。
具体例:迷ったときのチェックリスト
迷いがある時点でスルーが基本ですが、それでも判断に迷う場合には以下のようなチェックリストを用意するのがおすすめです。
- 1. トレードルールに基づいてエントリー根拠が3つ以上あるか?
- 2. エントリー後の損切り・利確ポイントが明確か?
- 3. 感情でなく論理的に入ろうとしているか?
- 4. 他人の意見に流されていないか?
- 5. 「勝ちたい」より「良いトレードをしたい」意識があるか?
どれか1つでも「NO」なら見送る勇気を持つことが、結果的に資産を守ることにつながります。
まとめ:微妙ならスルー、確信がある時だけ勝負
投資やトレードで安定した成果を出すためには、「迷ったら入らない」という鉄則を持つことが非常に重要です。ど真ん中のチャンスを待てるかどうかが、勝率を大きく左右します。
エントリーは「回数」ではなく「質」で勝負。自分の“ストライクゾーン”を明確にし、その中だけで勝負することで、ムダな負けを減らし、メンタルも安定したトレードができるようになるでしょう。

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