株のスクリーンショットを投資サイトに送る前に確認すべき5つのポイント

株式

株式投資の学びを深めるために、アドバイザーや学習サイトから「保有銘柄のスクリーンショットを送ってほしい」と求められることがあります。しかし、そのリクエストには思わぬリスクが潜んでいることも。この記事では、送信前に確認すべき重要なポイントや注意点をわかりやすく解説します。

■そもそも株のスクリーンショットは個人情報?

保有銘柄の一覧や保有数、取得価格などは一見して個人情報に該当しないようにも見えますが、投資傾向や資産状況を読み取られる情報であり、個人のプライバシーに深く関わるものです。特定のIDや口座番号が画面に表示されている場合は、さらにリスクが高まります。

たとえば、楽天証券やSBI証券などの管理画面のスクリーンショットには、ユーザー名や会員番号が含まれていることもあります。こうした情報が第三者に渡ると、なりすましなどのリスクも発生しかねません。

■信頼できる相手かを見極める基準

スクリーンショットを送る前に、相手の正体をきちんと確認することが重要です。以下の項目をチェックしましょう。

  • 公式サイトに運営者情報(法人名・住所・電話番号)が明記されているか
  • 金融商品取引業者としての登録があるか(金融庁サイトで検索可能)
  • 問い合わせ先がメールのみなど、不自然でないか

「無料で教えます」「利益を保証します」などの文言がある場合は特に注意が必要です。投資助言は法律で規制されており、無登録業者によるアドバイスは違法になる可能性もあります。

■スクリーンショットの加工とマスキングの重要性

どうしてもスクリーンショットを送らなければならない場合は、個人情報や口座残高などの敏感な情報にモザイクやマスキングを施しましょう。無料の画像加工アプリやスマホの編集機能でも簡単に隠すことができます。

実際の例では、ユーザー名、保有数量、購入価格、約定履歴などを隠し、保有銘柄名だけを残した画像を提出することで、相手に必要な情報だけを提供することが可能になります。

■詐欺サイトや情報抜き取り業者に注意

過去には、株のアドバイスと称してスクリーンショットを集めた後、個人情報を売買したり、詐欺的な投資勧誘につなげる業者が存在しました。SNS経由や広告バナーから誘導される「投資コミュニティ」などにも注意が必要です。

金融庁や消費者庁もこうした悪質事例を警告しています。金融庁:悪質な投資助言・無登録業者にご注意

■安全な学習方法を選ぶコツ

株の学習を進めるなら、情報の提供方法も慎重に選びたいところです。以下の方法を検討してみましょう。

  • フォロー型:Zoomや対面で講師と一緒に画面を見ながら学ぶ
  • 匿名型:質問や相談が匿名で可能な掲示板やフォーラムを活用
  • 公式教材:金融庁や証券会社が提供する無料講座を利用

自分のポートフォリオを開示せずとも学べる方法は多数あります。特に初心者は無理な情報提供を求められない場所を選ぶのが安心です。

■まとめ:情報提供は「慎重すぎるくらいでちょうど良い」

・保有銘柄のスクリーンショットには資産状況が含まれ、立派な個人情報です

・送る場合は相手の信頼性を確認し、個人情報を隠す加工が必須です

・不審なサイトやSNS経由の誘導には十分注意しましょう

情報提供は自己責任ですが、取り返しのつかないトラブルを防ぐためにも、「慎重すぎるくらいでちょうど良い」という心構えが大切です。

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