SBI証券の「投信積立(簡単積立)」は初心者にも人気の資産形成方法ですが、初回設定後に「積立が反映されない」「収益が0のまま」などの状況に戸惑う方も少なくありません。本記事では、積立が反映されない主な原因や確認すべきポイントを具体的に解説します。
積立設定から買付までに時間差がある理由
投信積立は、設定しただけでは即時に投資が行われるわけではありません。例えば、毎月の積立日は「毎月10日」と指定していても、設定日がそれ以降であれば、初回の買付は翌月10日からになる仕組みです。
そのため、「先月末に設定したのに、1ヶ月経っても動きがない」というケースでは、設定タイミングによってはまだ初回の買付が行われていない可能性があります。
申込締切と約定タイミングを理解しよう
SBI証券の積立は「約定日ベース」で反映されます。たとえば、10日に積立設定された場合、実際に投資信託が買付される「約定日」はその数営業日後になるため、反映にもラグがあります。
また、買付が完了しても、その後の運用益は「基準価額の動き」に左右されるため、短期的には運用収益が±0のまま、ということも珍しくありません。
運用収益が「0円」のままの原因とよくある勘違い
運用収益が0円で変化がない場合、以下のような原因が考えられます。
- 積立がまだ実行されておらず、残高が0円
- 約定は済んでいるが、評価損益に動きがない
- 反映のラグによりデータが更新されていない
特に初めての積立では、「購入=即反映」というイメージを持ちがちですが、実際には数日から1週間程度かかることがあります。
確認すべき画面とチェックポイント
「投信残高」だけでなく、以下の画面をチェックしてみましょう。
- 投信積立設定一覧:設定が正しく登録されているか
- 約定履歴:過去の買付が実行されているか
- 買付予定日:次回の積立スケジュールを確認
これらの画面を確認することで、積立が未実行なのか、すでに買付されているが収益が出ていないだけなのかを把握できます。
実際によくある積立反映のタイムライン例
例:4月25日に「毎月10日積立」で設定→初回積立は5月10日に注文→約定は5月13日→基準価額反映はさらに翌日。こうしたタイムラインの遅延により、「まだ始まってない」と感じることがあります。
さらに、購入しているファンドの基準価額が値動きしていない場合、運用収益はゼロのままでも異常ではありません。あくまで「基準価額×保有口数」で評価額が決まります。
まとめ:慌てずに積立の仕組みとスケジュールを理解しよう
「積立したのに収益が0円」「買った形跡がない」と感じる場合でも、ほとんどが設定タイミングやシステム反映のラグによるものです。まずは積立設定・約定履歴・買付予定日などをしっかり確認し、落ち着いて対応しましょう。
特に初めて積立を始めた方にとっては、投資信託の仕組みや反映タイミングに慣れるまで不安に感じることもありますが、正しい知識を持つことで安心して長期運用に臨むことができます。

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