三菱UFJ純金ファンドと1540純金上場信託の違いとは?手数料や仕組みを徹底比較

株式

金投資を検討する際に目にする「三菱UFJ純金ファンド」と「1540純金上場信託(純金ETF)」。どちらも金価格に連動する商品ですが、その仕組みや運用方法、コスト構造には大きな違いがあります。本記事では、それぞれの特徴と違いをわかりやすく解説し、どちらを選ぶべきかの判断材料を提供します。

三菱UFJ純金ファンドとは?

三菱UFJ純金ファンドは、公募型の追加型投資信託です。主に金の現物や金価格に連動する資産に投資し、日々の基準価額で売買が可能です。証券会社を通じて購入し、1日1回算出される基準価額で取引されます。

積立にも対応しており、「毎月コツコツ型の長期投資」に適しています。NISAやつみたてNISAにも対応している場合があります。

1540純金上場信託(ETF)とは?

証券コード「1540」で取引される純金上場信託は、東京証券取引所に上場しているETF(上場投資信託)です。株式と同様に市場でリアルタイムで売買できるのが大きな特徴です。

基準価額は市場の需給で決まるため、価格変動の幅や板の流動性も重要な要素になります。売買タイミングを自分でコントロールしたい方に向いています。

両者の主な違いを比較

項目 三菱UFJ純金ファンド 1540純金上場信託
取引方法 証券会社経由(投信口座) 証券取引所で株式と同様に取引
価格の決まり方 1日1回の基準価額 リアルタイムの市場価格
売買タイミング 当日約定(時間制限あり) 任意のタイミングで即約定
手数料 信託報酬+購入時手数料(最大3.3%) 売買手数料+信託報酬(低コスト)
向いている投資家 長期・積立重視 売買のタイミングを重視

手数料の違いと選び方

コスト面では、一般的にETFである1540の方がトータルで低コストになる傾向があります。例えば、三菱UFJ純金ファンドは年率0.99%の信託報酬に加え、販売手数料がかかるケースもあります。一方、1540は年率0.432%の信託報酬のみで、ネット証券などでは売買手数料無料の場合もあります。

短期・中期的な価格変動を見ながら金投資を行いたい方には、1540の方が機動性とコストの両面で有利と言えるでしょう。

名前に「信託」があるのにETF?その理由

「1540純金上場信託」という名称に「信託」とありますが、これは「投資信託を株式市場に上場させた商品」であるためです。ETF(Exchange Traded Fund)は、形式上は投資信託ですが、実質的には株のように取引できるため、分類上は「国内株式型」に含まれることが多いのです。

つまり「投資信託」でありながら「上場しているため株式のように売買可能」という性質を持っています。

まとめ:目的に応じて選ぶべき金投資商品

三菱UFJ純金ファンドと1540純金上場信託は、いずれも金価格に連動する金融商品ですが、その構造や取引の利便性、コストに違いがあります。

  • 長期積立や毎月一定額の投資 → 三菱UFJ純金ファンド
  • リアルタイム売買・コスト重視 → 1540純金ETF

ご自身の投資スタイルや目的に合わせて、最適な商品を選ぶことが成功への第一歩となるでしょう。

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