株式取引において「○日付けの株価で売却」といった表現を耳にすることがあります。しかし、この“○日付け”が休日に当たる場合や、取引時間の影響でその日の株価がどう適用されるのか、迷う人も多いのではないでしょうか。この記事では、証券取引所の仕組みに基づいて、日付・時間・取引の関係をわかりやすく整理します。
「○日付の株価」とは取引が成立する営業日の終値が基本
株式取引では「25日付けの株価」といった場合、その日が平日で取引所が開いていれば、その日の終値(午後3時の終値)を基準とします。これが“25日付”の株価という意味です。
たとえば、25日が木曜日であれば、25日15時に決まる終値が該当します。その株価で売却される、あるいはその価格を基準に評価されるということです。
25日が日曜日だった場合はどうなる?
もし25日が日曜日や祝日など取引所が休場の日に当たる場合、次の営業日である26日(月曜日)が「25日付け」の代わりとして機能します。取引所のカレンダー上で最も近い営業日の終値が適用されるのが通例です。
このとき「23日(金曜日)の終値ではないのか?」と思うかもしれませんが、実際の売却が行われるのは26日であるため、「実際の売却=26日」という扱いになります。
取引時間と株価のタイミングの関係
株式市場の取引時間は通常、前場(9:00〜11:30)と後場(12:30〜15:00)に分かれており、終値は後場終了時の15時に決定します。つまり、「○日付けで売却」と言われた場合、当日15時までに出された成行注文や指値注文が成立すれば、その日の終値に近い価格で売却される可能性が高いです。
ただし、注文の内容やタイミングにより希望の価格で約定しないこともあるため、指値注文の活用や早めの対応が推奨されます。
休日をまたぐ株取引の実例
例1:25日が平日の場合
→25日15時の終値で売却成立(当日中の成行注文など)
例2:25日が日曜日の場合
→26日(月曜日)の取引が25日付相当となり、26日の終値が基準価格に
例3:25日が祝日の金曜日、翌月曜日も休場
→最も近い次の営業日(例:27日火曜)が基準
証券会社の取引ルールもチェックしよう
証券会社によって「○日付けで売却」という指示がどのように解釈されるかは、やや異なることもあります。特にSBI証券や楽天証券などでは、売却のタイミングや注文の執行タイミングに関する規定があるため、公式サイトやカスタマーサポートで確認しておくと安心です。
まとめ:営業日と終値の意味を正しく理解しておこう
「○日付の株価で売却」とは、基本的にその日の営業終了時の終値を指します。もしその日が休日なら、次の営業日の終値が基準になります。取引時間や証券会社のルールも合わせて確認し、誤解のないように対応しましょう。正確な知識を持つことで、落ち着いた投資判断ができるようになります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント