FXトレードといえばチャート分析が定番ですが、実際にはチャートをほとんど見ずに結果を出しているトレーダーも存在します。チャートに頼らない戦略とは何か、どのように勝てるのかを掘り下げていきます。
チャートを見ないトレードとはどういうことか
チャートを見ないというのは、ローソク足の形やテクニカル指標を細かく追わずに、価格の水準や時間帯、イベントとの相関などを重視するスタイルを指します。これは「裁量トレード」の一形態でもあり、相場観や経験則がモノを言います。
たとえば、あるトレーダーは「東京時間のドル円の動きは欧州・NY時間と違う傾向がある」として、時間帯だけを根拠にエントリー判断をすることがあります。
チャート以外で意識するべき要素
- 価格帯の記憶:過去に反発や支持・抵抗として機能した価格レベルは、意識されやすい。
- 時間帯:相場の流れは時間帯によって異なり、東京・ロンドン・NYそれぞれに特徴があります。
- 経済指標:雇用統計やFOMCなどのタイミングを把握していれば、チャートを見ずともボラティリティは予想できます。
実際のトレーダーの例
あるベテラントレーダーは「日銀の政策発表後15分間はポジションを取らない」と決めており、時間とイベントだけを判断材料にしています。また、経済ニュースのヘッドラインを自動で音声通知する環境を整えることで、チャートに目を向ける時間を最小限にしています。
チャートを見ないことのメリット・デメリット
メリットは、精神的な負担が軽減されることと、過度なノイズに惑わされないこと。特に短期足では“騙し”が多く、判断がブレがちになります。
一方で、相場の転換点を早期に捉えるにはやはりチャートが有効であることも多く、完全に排除するのはリスクでもあります。
おすすめのトレードスタイル
チャートに頼らないトレードをしたい場合、以下のようなスタイルがおすすめです。
- 事前に注目の価格帯を設定し、そこに到達したらアラートを鳴らす
- 自動売買(EA)を使い、エントリー・決済をルール化する
- 毎日の経済指標カレンダーをチェックし、注目時間帯のみ取引する
まとめ
チャートに頼らずとも、時間帯や価格帯、ニュースといった要素をうまく活用することで勝てる戦略は存在します。自分の性格やライフスタイルに合った判断基準を見つけることが、FXで長く勝ち続ける鍵となるでしょう。

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