SBI証券では、セキュリティ強化の一環として「FIDO認証(ファイド認証)」が導入されています。しかし、ログイン時や設定時に表示される「パスコード」やその意味について戸惑う方も多いようです。本記事では、FIDO認証の基本から、パスコードの役割・取得方法・確認すべきポイントまで、初心者にもわかりやすく解説します。
FIDO認証とは何か?パスワードレス認証の仕組み
FIDO(Fast IDentity Online)認証は、パスワードを使用せずに安全に認証を行う技術です。SBI証券では、スマートフォンの生体認証(顔認証・指紋認証)やPINコードを使って本人確認を行います。
FIDO認証では、ユーザーの秘密鍵が端末に安全に保存され、それをもとに証券会社と通信して本人確認が完了します。その際、ユーザーに表示される「パスコード」は確認用であり、入力する必要はないことがほとんどです。
「パスコード」とは何か?どこで使われる?
FIDO認証の設定や再認証時に表示される「パスコード」は、実際には認証リクエストに対応した確認用コードです。
- FIDO認証を開始する端末と、SBI証券の認証サーバーとのやり取りの中で表示される。
- コードは一時的に発行される6〜8桁程度の文字列。
- このコードは、別の端末で同時にFIDO設定をする場合に「同期確認」用として使うケースもある。
つまり、すでにFIDO認証をセットアップしたスマホが手元にあるなら、このパスコードを自分で用意したり記憶しておく必要は基本的にありません。
FIDO認証を利用するための準備と流れ
実際にSBI証券でFIDO認証を設定する際の流れは以下のようになります。
- SBI証券のアプリをインストール
- ログイン後、「FIDO認証設定」に進む
- 生体認証または端末のPIN設定を求められる
- システムがFIDO対応端末と連携を行い、必要に応じて確認用パスコードが表示される
- 「確認」または「同意」操作で設定が完了
表示されたパスコードは、「この認証はあなたの操作ですか?」という確認のためだけに一時表示されることがほとんどです。
FIDO認証がうまく進まないときの対処法
もし「パスコードが分からない」「認証が先に進まない」という場合は、次の点をチェックしましょう。
- 使用している端末がFIDOに対応しているか(Android端末やiPhoneのバージョンに注意)
- SBI証券アプリの最新版を使用しているか
- 通信状態が安定しているか(Wi-Fi推奨)
- 生体認証の設定が端末側で完了しているか
それでも進まない場合は、SBI証券のサポート窓口に問い合わせるのが確実です。
まとめ:パスコードは「自分で持っている情報」ではない
FIDO認証に登場する「パスコード」は、基本的に自分で設定したり持っているものではなく、認証の途中で一時的に表示される確認用のコードです。
設定済みのスマートフォンでSBI証券アプリを利用する限り、パスコードを入力したり管理する必要はありません。
不安を感じたときは、焦らずサポートに相談し、FIDO認証の安全性と仕組みを正しく理解して活用していきましょう。

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