転職を機に企業型DC(確定拠出年金)から個人型DC(iDeCo)への移換を進める方は増えていますが、手続きの途中でステータスが止まったように見えることがあります。この記事では、楽天証券でのiDeCo口座開設時に「審査中」から進まないケースについて、その原因と対処法を解説します。
企業型DCからiDeCoへの移換の流れ
企業型DCからiDeCoへの移換手続きは、以下のようなステップで進みます。
- iDeCo加入申請書類の請求(楽天証券など)
- 書類の記入・提出
- JIS&Tなど記録関連運営管理機関での受付
- 国民年金基金連合会(国基連)による審査
- 運営管理機関(楽天証券など)での最終審査と口座開設
この一連の流れの中で、「国基連の審査」や「記録関連機関とのやりとり」などで予想以上に時間がかかることがあり、進捗が見えにくくなることがあります。
楽天証券で「審査中」から動かない原因
楽天証券のマイページでステータスが「審査中」から進まない場合、以下のような原因が考えられます。
- 国基連の審査が長引いている
- 提出書類に不備があるが、修正依頼がまだ届いていない
- JIS&Tからの情報連携に時間がかかっている
- 楽天証券側の口座登録処理が混雑している
特に月末や年度末は申請が集中しやすく、通常よりも処理時間が延びる傾向があります。
よくある実例:2週間以上進まないケース
ある利用者の例では、JIS&Tから書類が届いてから2週間以上が経過しても、楽天証券のステータスが「審査中」から変わらなかったというケースが報告されています。このような場合、楽天証券のカスタマーサポートに問い合わせたところ、国基連の審査待ちであることが判明したという実例があります。
その後さらに1週間ほどで審査が通り、ログインが可能になったとのことです。
対処法と確認すべきポイント
ステータスが止まっているように見えて不安な場合、以下の方法で対応できます。
- 楽天証券のサポートに電話または問い合わせフォームから連絡する
- 提出書類のコピーを確認し、記入漏れがないか再確認する
- JIS&Tからの案内書類に記載された連絡先にも確認する
状況によっては、書類の再提出や補足資料の提出が必要となる場合もあるため、できるだけ早めの行動が望ましいです。
書類不備による再申請のリスク
記入ミスや印鑑の押し忘れ、旧姓と現姓の不一致など、些細な書類不備があると、審査が大幅に遅れる原因となります。記載内容は丁寧に見直し、できればコピーを取って保存しておくと安心です。
また、運営管理機関から返送された場合、審査は最初からやり直しになることもあるため、慎重な書類管理が重要です。
まとめ:焦らず、正確な情報確認を
企業型DCからiDeCoへの移換は複数機関が関与するため、時間がかかるのは一般的です。楽天証券などのマイページでステータスが止まって見える場合でも、裏では着実に処理が進んでいることもあります。
しかし、不安な場合は自己判断せず、必ずカスタマーサポートに確認を取ることをおすすめします。事前に流れと注意点を理解しておくことで、スムーズな手続きが期待できるでしょう。

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