MetaTrader5(MT5)を使ってFX取引を行っていると、時折「ローソク足がフリーズする」「損益は動くのにチャートが止まっている」といった現象に遭遇することがあります。こうした不具合はトレードの判断やエントリー・決済の遅れに直結するため、早急な対応が重要です。この記事では、MT5でローソク足がフリーズする原因とその解決策について詳しく解説します。
ローソク足がフリーズする主な原因
MT5においてチャートがフリーズする原因は様々ですが、主に以下のような要因が考えられます。
- インターネット接続の不安定さ:チャート更新にはリアルタイムでのサーバー通信が必要です。
- PCの処理能力不足:複数のチャートやインジケーターを同時に起動していると、動作が重くなることがあります。
- ブローカーのサーバー側の遅延:特定の時間帯や混雑状況により発生します。
- MT5の不具合やバージョンの問題:古いバージョンやバグが原因で発生することがあります。
これらの原因を一つずつ確認し、改善することで安定した取引環境を実現できます。
インターネット環境を確認・改善する方法
最初に確認すべきは、インターネットの通信状況です。Wi-Fiを利用している場合は、有線接続に切り替えるだけで劇的に改善することもあります。
また、スピードテスト(例:Speedtest.net)で通信速度を計測し、ダウンロード・アップロード速度が安定しているか確認しましょう。最低でも10Mbps以上の速度が望ましいです。
PCのスペックや使用状況を見直す
チャートやインジケーターを多数表示していると、MT5の動作が重くなり、ローソク足の更新に遅延が生じることがあります。特にメモリやCPUの使用率が高くなるとフリーズの原因になります。
タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を使って、CPUやメモリの使用率を確認し、不要なアプリケーションを終了させてください。また、MT5上でも不要なインジケーターやタブを閉じて軽量化を図りましょう。
サーバー側の問題や回避策
一部のFXブローカーでは、取引量が集中する時間帯(例えばNY市場のオープン前後など)にサーバー負荷がかかり、配信が遅延することがあります。これがローソク足の更新遅れに直結する場合もあります。
同じ問題が他の取引プラットフォーム(例:スマホ版MT5や別の業者)では起こっていないか確認することで、サーバー起因かどうかを判断できます。必要であれば、より信頼性の高い業者への乗り換えも検討してみてください。
MT5のアップデート・再インストールを行う
MT5が古いバージョンであったり、一部ファイルが破損している場合、チャートの表示不具合が発生することがあります。その際には最新版へアップデートするか、思い切って再インストールすることが有効です。
再インストール時には設定をバックアップしておくことで、元の取引環境をスムーズに復元できます。MT5の「データフォルダを開く」から、configフォルダやprofilesフォルダを別途保存しておくのがおすすめです。
まとめ:安定した取引環境を保つために
ローソク足がフリーズするという現象は、ネットワーク・PC・ブローカー・MT5本体と様々な原因が考えられます。しかし、順に確認し対処すれば、ほとんどの場合は解決可能です。
通信環境の見直し、PC負荷の軽減、ブローカーの評価、MT5のメンテナンスなど、できる対策を一つずつ行い、安定したトレード環境を構築しましょう。

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