楽天証券のNISA口座で「楽天・全米株式インデックス」を売却した際に、77万円の利益なのに67万円しか入金されないというケースは実は珍しくありません。
譲渡益と実際の入金額が違う理由
まず確認したいのは、NISA口座では確かに税金は非課税ですが、売却による「約定代金」と「入金額」は一致しないという点です。
楽天証券では米国株やETFをNISA口座で売却する際、約定代金に対して即時に手数料相当額が仮拘束
信託報酬や為替スプレッドの影響
楽天のインデックス投信は買付・売却時の手数料は無料です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
ただし「信託報酬」は保有中に引かれており、また為替変動やスプレッドの影響で、円換算した際に実質の受取額に差が出ることがあります。
NISAと特定口座の違い
NISA口座では利益が非課税でも、取引時のリアルタイムの資金拘束処理が行われます。
一方、特定口座だと税引き後の残高が最終的に表示されるので、NISAだと入金額が少なく見えてしまうのです。
楽天証券だけ?他社でも同じ?
この仕組みは楽天証券に限らず、ほとんどの証券会社が米国株・米国ETFの売却で採用しています。
他社でも売却代金を口座に反映するタイミングや手数料の仮拘束などで、数字に差が出ることが一般的です。
実際に確認すべきポイント
- 売却約定の「約定代金時点」と「入金反映時点」の差
- 売却報告書に記載されている手数料仮拘束額や為替換算レート
- 信託報酬やスプレッド相当の引落
まとめ
非課税のNISA口座でも、売却後すぐに全額が反映されない仕組みになっており、そのため「77万円なのに67万円しか入らなかった」ように見えるだけです。
これはフィーやスプレッドではなく、仕組み上の資金拘束による見え方なので、安心して大丈夫です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント