2024年から新しいNISA制度が始まり、成長投資枠を活用して個別株の取引を検討する投資家が増えています。中でもSBI証券は人気の高い証券会社ですが、他の証券会社と比べて取り扱い銘柄や手数料体系に差があるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、SBI証券と他社(楽天証券・マネックス証券など)を比較しながら、成長投資枠での個別株取引の実態を詳しく解説します。
成長投資枠で買える個別株に違いはある?
成長投資枠で購入できる商品は、法律上すべての証券会社で同一基準となっており、基本的に上場株式(日本株・外国株)、ETF、REITなどが対象です。つまり、NISA成長投資枠で買える「商品種別」に関してはどこの証券会社を使っても大差はありません。
しかし、証券会社ごとに「取り扱う外国株の銘柄数」や「注文のしやすさ」には違いがあります。たとえば、SBI証券は米国株・中国株など海外株の取り扱いが豊富で、個別株投資において選択肢が広がります。一方で、松井証券などは外国株の取り扱いが限定的な場合があります。
SBI証券と他社の手数料の違い
2023年以降、SBI証券を含む大手ネット証券では「国内株式の売買手数料が完全無料」になりました。楽天証券やauカブコム証券、マネックス証券も同様です。
つまり、国内株式(現物取引)においては「どこの証券会社でも基本的に手数料は無料」と考えて問題ありません。ただし、信用取引や外国株式については各社で異なります。
- SBI証券:米国株の売買手数料は0.495%(上限22ドル)※定額プランあり
- 楽天証券:米国株同様に0.495%(上限22ドル)
- マネックス証券:米国株の手数料は0.495%、一部キャンペーンで割引あり
このように米国株に関しては横並びの水準ですが、SBI証券は為替手数料(為替スプレッド)が安く、さらに円貨決済・外貨決済の自由度も高いため、総コストはやや有利になる傾向があります。
注文ツールや取引環境の違いもチェック
個別株を多く取引したい方にとって、取引ツールの使いやすさやチャート分析機能も重要です。SBI証券は「HYPER SBI2」という高機能な取引ツールを提供しており、板情報やリアルタイムチャートなどが見やすく、短期~中期トレードにも適しています。
一方で、楽天証券の「MARKET SPEED II」もユーザーから高評価を得ており、慣れている人にとっては遜色ありません。UIや操作感は好みが分かれるため、両方試してみるのもよいでしょう。
外国株やIPO銘柄の差にも注目
外国株式の取扱銘柄数は、証券会社により大きな差が出ます。SBI証券は6,000銘柄以上の米国株を取引可能であり、特に新興企業や話題株の取り扱いが早いのも特徴です。また、新規上場株式(IPO)の取り扱い数も年間でトップクラスを誇ります。
楽天証券やマネックス証券でもIPO取り扱いはありますが、配分方式や抽選の公平性などが異なるため、複数口座を使い分けるのも一つの戦略です。
まとめ:証券口座の選択が今後の投資成果を左右する
新NISAの成長投資枠で個別株を購入する際、法律上の制限は共通でも、実際の「取扱銘柄」「ツール」「手数料体系」には証券会社ごとの違いが存在します。特にSBI証券は国内外の銘柄数・コスト面・取引環境においてバランスが取れており、初心者から中上級者まで幅広く支持されています。
とはいえ、自分にとって使いやすいインターフェースや投資スタイルとの相性も大切です。まずはメイン口座をSBI証券にしつつ、他社の口座もサブ的に開設して比較運用してみるのがおすすめです。

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