700万円が13年で800万円に増えた場合の利回りをわかりやすく解説

資産運用、投資信託、NISA

金融商品の利回りを正しく理解することは、投資判断においてとても重要です。本記事では「700万円が13年で800万円になった場合」の年利回りを求める方法と、その意味を初心者でもわかりやすく解説します。

利回りとは?投資成果を年率で見る指標

利回りとは、投資した元本に対してどれだけの利益が得られたかを年率で示す指標です。単利(元本だけに利息)と複利(利息にも利息)がありますが、通常は複利を前提として計算します。

例えば100万円を年利5%で複利運用した場合、5年後には100万円 × (1+0.05)5 = 約127.6万円になります。このように、年ごとの利益が元本に加算されていくのが複利の特徴です。

700万円が800万円になるまでの年利計算

元本700万円が13年後に800万円になったときの年平均利回りを求めるには、次の数式を使います。

年利回り = (最終金額 ÷ 元本) ^ (1 ÷ 年数) - 1

この式に数値を代入すると以下の通りです。

(800万 ÷ 700万) ^ (1 ÷ 13) - 1 = 約1.0101 - 1 = 0.0101 つまり年利約1.01%

この結果は、毎年平均して約1.01%ずつ資産が増えていったことを意味します。

年利1%の投資のイメージ

年利1%というと小さく感じるかもしれませんが、定期預金や国債など超低金利商品と比べると実は悪くありません。特に元本保証型の商品であれば、リスクを抑えつつ増やす戦略として現実的です。

たとえば、安全志向で資産を守りたい方には、インフレをある程度カバーしながら資産価値を維持する手段として有効です。

複利の力を最大化するには「時間」が重要

投資の世界では「複利の効果」を最大限活かすには「時間」が最も重要です。1%の年利でも、10年・20年と長期で積み重ねれば大きな差になります。

同じ利回りでも、積立投資や早期からのスタートで将来の資産形成が変わるため、早いうちから資産運用の基礎を学ぶことが大切です。

まとめ:年利1%でも立派な成果。長期視点での資産形成が鍵

700万円が13年で800万円になるということは、年平均で約1.01%の利回りだったことになります。これは地味に見えても、低リスクな投資先で得られる成果としては決して悪くない数字です。

短期的な高利回りに目を奪われず、長期的な複利効果を活用した堅実な資産運用を心がけましょう。

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