友釣りにおいてラインの色選びは、釣果に直結する重要な要素のひとつです。特に鮎釣りでは、ターゲットであるアユの視覚特性と警戒心を理解し、それに合ったラインを選定することが求められます。本記事では、グローブライド(株)の複合メタルライン「ライトイエロー」はアユにとって見えにくいのか?という疑問に対し、科学的視点と実釣データを交えて詳しく解説します。
アユの視覚と色の見え方の基礎知識
アユ(鮎)は昼行性の魚で、比較的発達した視覚を持っています。水中では太陽光の波長が吸収されるため、色の見え方は水深や水質によって大きく変わります。一般的に、水中では赤系の色は見えにくく、青や緑は比較的遠くまで届きやすいとされています。
黄色系統の色(ライトイエローなど)は中間的な性質を持ち、水質や天候によってアユから見えたり見えなかったりする微妙なゾーンの色とされます。
ライトイエローのラインは見えにくいのか?
グローブライドの複合メタルライン「ライトイエロー」は、視認性とアユへの影響のバランスを狙って設計されています。メーカーも明確に「人間には見やすく、アユには警戒されにくい色」として位置づけています。
実釣経験のあるベテラン釣り師によると、曇天や濁りのある水質下ではライトイエローは魚にとって目立ちにくい傾向があるとされ、警戒心を持たせにくいと評価されることが多いです。一方で、極めて透明度が高いクリアウォーターでは若干目立つ場合もあるとの指摘もあります。
ラインカラーとアユの警戒心の関係
アユは縄張り意識が強く、他のアユや異物に対して敏感に反応します。ラインの色や太さが目立ちすぎると、縄張り内に不自然な存在が入り込んだと認識され、追いが弱くなることがあります。
そのため、視認性の高すぎる派手な色(蛍光ピンク・蛍光グリーンなど)は釣り場によっては逆効果となることもあります。ライトイエローはその中間色であり、適切な選択肢として評価されています。
他のラインカラーとの比較と実例
以下は、実釣データに基づく各カラーの特徴比較表です。
カラー | 視認性(人間) | アユの警戒度(傾向) | 適した条件 |
---|---|---|---|
ライトイエロー | 高 | 低~中 | 晴天・やや濁り |
ダークブラウン | 低 | 非常に低 | クリアウォーター |
蛍光ピンク | 非常に高 | 中~高 | 濁り・強い流れ |
グレー系 | 中 | 中 | 万能型 |
たとえば、岐阜県の長良川上流では、晴天時にライトイエローを使うと人間には見やすく、アユの反応も良好だったという報告があります。
ライン選びは「水質・天候・釣り場」によって使い分けを
結論として、ライトイエローのラインはアユにとって完全に“見えにくい”わけではないものの、「見えにくすぎず」「警戒されにくい」バランスの取れた色といえます。
釣り場や天候によって、ライトイエローを基本としつつ、必要に応じて濃色系や無色系のラインと使い分けるのが効果的です。
まとめ:ライトイエローはバランス型で使いやすいラインカラー
グローブライド(株)の複合メタルライン「ライトイエロー」は、視認性とアユへのプレッシャーのバランスに優れたカラー設計がなされています。完全に見えないわけではありませんが、多くの釣り場で警戒心を与えにくく、汎用性の高い選択肢として活用されています。
重要なのは、「絶対に見えない色は存在しない」という前提を踏まえ、ラインの特徴を理解したうえで、釣り場や状況に応じた最適な選択をすることです。

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