2024年から新NISA制度が始まり、楽天証券でも成長投資枠を利用して小額から個別株を購入できるようになりました。中でも、単元未満株(いわゆる小株)を使えば、予算に合わせて気になる企業に投資することが可能です。
単元未満株(小株)とは?
通常の株式取引では100株単位でしか購入できない銘柄が多いですが、「単元未満株」はその1株単位から購入できるサービスです。楽天証券では「かぶミニ」という名称で提供されています。
例えば、株価が1,000円の企業株を1株だけ買いたい場合、1,000円+手数料で投資を始めることが可能です。少額投資をしたい方や、複数銘柄に分散投資をしたい方に最適です。
楽天証券で小株を買う条件とNISAとの関係
楽天証券では2024年1月より、成長投資枠で「かぶミニ(単元未満株)」の購入が可能になりました。ただし以下の条件があります。
- 成長投資枠内の利用であること
- つみたて投資枠では単元未満株は対象外
- かぶミニ口座の開設が必要
あらかじめ「かぶミニ」専用の口座を開設しておく必要があるので、未開設の場合は事前に楽天証券のマイページから申し込みを済ませましょう。
かぶミニでの小株購入手順
楽天証券で小額株を購入するには以下の流れです。
- 楽天証券にログイン
- 「かぶミニ」を選択(銘柄ページにもリンクあり)
- 購入したい銘柄を検索
- 成長投資枠にチェックを入れて「買付株数」を指定
- 注文を確認し「買い注文を出す」で完了
購入タイミングは「リアルタイム」ではなく、当日または翌営業日の寄付(始値)での約定となる点に注意しましょう。
成長投資枠のメリットと活用戦略
成長投資枠の上限は年間240万円ですが、単元未満株を活用することで分散投資が容易になります。たとえば。
・トヨタ株を3株だけ保有しながら、他の有望企業にも1株ずつ投資
・株主優待や配当狙いで複数企業の少額株を試す
こうしたアプローチは、長期での資産形成に向けて効率よく投資経験を積める点で有利です。
かぶミニの注意点と手数料
かぶミニ(単元未満株)取引では、以下のような注意点があります。
- リアルタイムではなく「成行注文」である
- 株主優待の対象外(企業によっては例外あり)
- 買付手数料(0.55%程度、税込)あり
株主優待が欲しい場合は、通常の単元株(100株単位)での購入が必要となる点に注意が必要です。
まとめ
楽天証券の成長投資枠では、かぶミニ(単元未満株)を活用することで、少額から多くの銘柄に分散投資することが可能です。
成長投資枠を最大限活用するには、かぶミニ口座の開設・手数料や約定条件を理解した上で、戦略的に使うことがポイントです。
投資初心者でも挑戦しやすいこの制度を活かして、着実な資産形成を目指してみてはいかがでしょうか?

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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