NISA・確定拠出年金満額後の資産運用:賢い次の一手とは?

資産運用、投資信託、NISA

毎月の収入に余裕があり、NISAや確定拠出年金などの税制優遇制度をすでに活用済みの方にとって、次に何にお金を回すべきかは悩みどころです。この記事では、NISAやiDeCo以外で取り組める投資や資産運用の選択肢について、リスクとリターンのバランスを踏まえてわかりやすく解説します。

高配当株投資で安定収入を目指す

インカムゲインを重視したい場合、日本株や米国株の高配当銘柄への投資は有効な選択肢です。たとえば、三菱HCキャピタル日本たばこ産業(JT)などは日本株の中でも安定した配当利回りが期待できます。

米国ではP&Gコカ・コーラなど連続増配株が人気です。配当はドルで受け取るため、為替リスクにも留意が必要です。

海外ETFで資産を分散

既にNISAで投資信託を使っている方でも、特定口座で米国ETFを直接購入することで、より細かなテーマや地域に分散投資が可能です。たとえば、VYM(高配当株)QQQ(NASDAQ100)は人気があります。

ETFは信託報酬が低く、長期投資に向いている点が魅力です。証券会社によっては米国株の買付手数料が無料のところもあるため、コスト比較も重要です。

不動産クラウドファンディングで少額から資産形成

REITや現物不動産投資とは異なり、RimpleOwnersBookなどの不動産クラウドファンディングを活用すれば、1万円〜数十万円から不動産に投資できます。

利回りは案件によって異なりますが、年利4〜7%程度が一般的です。ただし、元本保証はないため、案件選びが重要です。

プライベート資産や自己投資も検討を

資産運用は金融商品だけではありません。たとえば語学・資格・プログラミングなどのスキルアップに使えば、将来的な収入増加に直結する「自己投資」になります。

また、趣味や副業への投資、子どもの教育資金、家のリフォームなども、視点を変えれば立派な投資です。お金に働かせるだけでなく、ライフスタイルに直結する価値を意識すると、より満足度の高い使い道が見えてきます。

定期預金や国債などの超安全資産も一部検討

リスクを抑えつつ利息を得たい場合、日本の個人向け国債(変動10年)はインフレに応じて金利が上がる仕組みがあるため、インフレ対策として有効です。

また、ネット銀行の定期預金キャンペーンや、外貨定期預金なども一時的な資金の置き場として注目されています。ただし、外貨は為替リスクがある点に注意が必要です。

まとめ:目的とリスク許容度に応じて柔軟に

毎月余剰資金がある場合、無理にすべてを運用に回す必要はありません。「いつまでに、何のために、どれくらいのリターンがほしいか」を明確にすることで、最適な資産配分が見えてきます。

金融資産の分散だけでなく、ライフプラン全体を見据えた使い方を検討すれば、将来に向けた安心と満足を得ることができるでしょう。

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