投資分析において、ボリンジャーバンドは非常に有用なテクニカル指標です。特に±3σ(シグマ)まで表示できると、価格の異常な動きをより精度高く視覚化できます。しかし、HSBI2スマホアプリでは「±2σまでしか表示されない」といった声もあります。本記事では、その原因と解決策、設定の違いについて詳しく解説します。
HSBI2アプリのチャート設定の基本仕様
HSBI2スマホアプリ(正式名称:HYPER SBI 2 for smartphone)は、SBI証券が提供する高機能チャートアプリで、テクニカル指標のカスタマイズも豊富に備えています。ただし、デフォルトのチャート設定ではボリンジャーバンドが±2σまでしか表示されないケースがあります。
これは「初期設定」の状態であり、ユーザーが手動で表示範囲を調整しなければ±3σやそれ以上のラインは非表示のままとなります。
±3σ表示に切り替えるための操作手順
HSBI2スマホアプリで±3σまで表示させるには、以下の手順で設定を変更します。
- チャート画面を開き、右上の「テクニカル設定」アイコンをタップ
- 「ボリンジャーバンド」を選択
- 表示ラインの設定項目で「±2σ」のみがチェックされている場合、「±3σ」にもチェックを入れる
- 保存してチャートに戻る
この設定変更を行うと、±3σのラインがチャート上に追加表示されるようになります。
設定が反映されない場合のチェックポイント
まれに設定変更をしても±3σが表示されない場合があります。その際は以下のポイントを確認してください。
- アプリが最新バージョンか確認する(古いバージョンでは非対応の可能性)
- チャートの表示スタイルが「シンプル」になっていると一部の指標が非表示になる
- 同時に表示しているテクニカル指標の数が多すぎると、描画制限により一部が省略される
これらを確認した上で、再度アプリの再起動と設定の見直しを試みてください。
他のテクニカル指標との表示仕様の違い
MACDや一目均衡表などの他のテクニカル指標は、アプリ内で細かく表示設定を変えられる場合が多く、初期状態でも比較的多くのラインが描画されます。これに対して、ボリンジャーバンドは初期状態で表示されるラインが少ないため、カスタマイズが必要となります。
また、±3σが表示されている他の環境(PC版HYPER SBI 2など)では、スマホアプリと異なる設定体系が適用されていることもあります。アプリ間の仕様差に注意が必要です。
表示される±3σの意味と活用方法
±3σのボリンジャーバンドは、統計学的には価格がその範囲内に収まる確率が約99.7%とされており、相場の極端な変動を捉えるために有効です。
たとえば、株価が+3σを超えた場合は「買われすぎ」と判断され、反落のシグナルと解釈されることがあります。逆に-3σを下回る動きは「売られすぎ」と見なされ、反発を狙う材料となる可能性があります。
まとめ:設定変更で±3σの表示は可能
HSBI2スマホアプリでは、初期状態では±2σまでのボリンジャーバンドが表示されていますが、設定を変更することで±3σのラインも表示可能です。チャート設定から「表示ライン」を変更し、表示させたいσ値にチェックを入れるだけで簡単にカスタマイズできます。
ボリンジャーバンドをより精密に活用するためにも、自分の分析スタイルに合わせたチャート表示を整えることが重要です。

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