金(ゴールド)と逆相関の資産・銘柄とは?資産分散に役立つ基礎知識と実例

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金(ゴールド)は、インフレや地政学リスクが高まると買われやすく、リスク回避の資産として知られています。では、金と逆の動きをする資産や銘柄にはどのようなものがあるのでしょうか?この記事では、金と逆相関の可能性が高い資産や株式のセクターを具体的に紹介します。

金と逆の動きをしやすい代表的な資産とは

金と反対に動くことが多い資産として注目されるのは、以下のようなものです。

  • 米ドル(特にドルインデックス):金はドル建てで取引されるため、ドル高になると金価格は下がりやすくなります。
  • 株式(特に景気敏感株):景気が良好な局面では金よりも株が買われやすくなり、金価格は下落する傾向があります。
  • 原油:原油と金は必ずしも常に逆相関ではないですが、インフレと金利の見通しによって相関が変化しやすい代表例です。

これらの資産と金は、マクロ経済や中央銀行の動向に応じて逆の値動きを示すことがあります。

金と逆相関しやすい株のセクター

株式の中でも金と逆相関になりやすいのは、以下のような業種です。

  • 金融株(特に銀行株):金利上昇が期待される局面では銀行の収益性が高まるため、金融株が買われやすくなります。金利上昇=金価格の下落とも連動しやすいです。
  • 消費関連株:景気が上向いているときに強いセクター。金は景気悪化局面で買われるため、逆の動きになりやすいです。
  • 半導体株・ハイテク株:金利が低い局面で評価されやすいが、金と似た動きをすることも多く、一部は逆相関を示すこともあります。

ただし、相関は常に一定ではないため、短期・中期で相関関係が変わる点には注意が必要です。

実際に見られる逆相関の例

過去の例を見ても、金が大きく上昇した局面では金融株や米国株全体(S&P500)が停滞または下落する傾向がありました。逆に、2021年などの景気回復期には、米国株が大幅に上昇し、金価格はやや軟調に推移する場面もありました。

また、金と原油は一見連動しそうですが、インフレ要因やドルの動向によって真逆の動きをすることも多く、特に中東情勢が緊迫すると金が買われる一方で原油が高騰するなどのパターンも見られます。

ETFで見る逆相関の活用方法

金と逆の動きをする資産に投資するなら、ETFを使ったポートフォリオ構築も有効です。以下のようなETFが候補になります。

  • 金融セクターETF(例:XLF)
  • 米国株インデックス(例:VOOやSPY)
  • ドル指数連動ETF(例:UUP)

これらと金ETF(GLDなど)を組み合わせることで、相場環境に応じたバランスの取れた投資が可能です。

まとめ:金と逆の資産を理解してリスク分散に活かそう

金と逆の動きをしやすい資産には、米ドルや金融株、景気敏感株などがあります。特別な才能や分析力がなくても、基本的なマクロ経済の流れを押さえることで、相関関係を利用した戦略的な投資が可能です。

ポートフォリオの分散やヘッジのためにも、金と逆の値動きを示しやすい資産に注目してみると良いでしょう。

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