つみたてNISAの資金を引き出す方法と注意点:部分解約は可能?

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つみたてNISAは長期的な資産形成を支援する制度として人気ですが、急な資金需要が発生した際に「一部だけ返金したい」と思う方も少なくありません。この記事では、つみたてNISAの資金の引き出し(売却)方法や注意点について解説し、実際の操作方法や税制面でのポイントも分かりやすくご紹介します。

つみたてNISAとは?まずは基本をおさらい

つみたてNISAは、年間投資上限額40万円までの投資に対して、最長20年間、運用益が非課税になる制度です。対象商品は主に長期分散投資に適した投資信託などに限定されており、長期運用を前提とした制度設計になっています。

しかし、資金は途中で必要に応じて引き出すことも可能です。これは一般的な投資信託と同じく、必要になったときに売却できる柔軟性があることを意味します。

一部引き出し(部分解約)はできるの?

結論から言うと、つみたてNISA口座内の資産を一部だけ売却することは可能です。たとえば、保有している投資信託のうち10万円分だけを現金化するといったことができます。

ただし、売却した分の非課税枠が復活するわけではない点には注意が必要です。年間40万円の投資枠は「入金ベース」で管理されており、売却してもその年の非課税枠が増えるわけではありません。

実際の操作方法:証券会社の画面での流れ

多くのネット証券(楽天証券やSBI証券など)では、以下の手順でつみたてNISAからの一部資金引き出しが可能です。

  • ログイン後、「保有商品一覧」や「口座管理」メニューを開く
  • つみたてNISA対象商品の「売却」ボタンをクリック
  • 売却金額または売却口数を指定して注文
  • 数営業日後、証券口座に現金が反映される

なお、売却代金が銀行口座に入金されるまでにはさらに数日かかることもあるので、急ぎの場合は日数の確認をおすすめします。

つみたてNISAからの引き出しにおける注意点

非課税期間中に売却しても、運用益には税金はかかりません。ただし、非課税の恩恵を最大限に活かすには、できるだけ20年間保有するのが理想です。

また、つみたてNISAは2024年から新NISA制度に移行予定であり、新しい非課税枠や制度設計が影響する可能性があります。金融庁の公式ページで最新情報を確認しておくと安心です。

実例:生活費補填のために一部売却したケース

たとえば、30代の会社員Aさんは、家電の買い替えで急遽15万円が必要になり、楽天証券で保有していたつみたてNISAの投信のうち、一部を売却しました。

その際、「金額指定」で売却注文を行い、2営業日後に証券口座へ反映。その後、銀行へ出金して無事家電を購入できたという流れです。

まとめ:一部引き出しは可能だが長期運用とのバランスを意識

つみたてNISAの資産は一部引き出すことが可能で、操作も比較的簡単です。ただし、非課税期間を活用するという制度の趣旨を踏まえ、なるべく長期運用しつつ、どうしても必要な時だけに活用するのが賢明でしょう。

資産運用は柔軟さと計画性が大切。状況に応じて、無理のない範囲で運用を続けていくことが、将来の安心につながります。

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