為替市場では「持ち合い(レンジ相場)」が長引くと、トレンド発生のタイミングが注目されます。特に7月9日(水)のクロス円相場が朝に上昇トレンドを示したとあれば、「今から買いに入れるか?」という問いには、冷静な確認と判断が必要です。本記事ではその見極め方を解説します。
持ち合い相場とは?どう判断する?
持ち合い相場は、一定のレンジで上下する状態で、参加者が方向感をつかめずに膠着している状態です。
具体例として、USD/JPYが145.00~145.50円の間を往復している場合、これが持ち合い相場といえます。トレンド転換を狙うなら、まずレンジの「上抜け」「下抜け」を確認しましょう。
朝の上昇トレンドは続くか?押し目(戻し)を待つべき?
当日に上昇トレンドが出た場合、「押し目買い」戦略が有効になることがあります。ただし、一時的な戻し(下げ)を待ってから買うとリスクが小さくなります。
例:USD/JPYが145.30円まで上昇した後、145.20円あたりで押し目が来るケース。このあたりでエントリーできれば、145.50円の戻りを狙うシナリオが立てやすくなります。
テクニカル指標で買いタイミングを精査する
トレード精度を上げるには、以下の指標も併用すると安心です。
- 移動平均線(5・20日):5日線が20日線を上抜け>上昇トレンド転換サイン
- 一目均衡表の雲越え:雲を上抜けたら強い上昇サイン
- RSI(相対力指数):70以上なら買われ過ぎ、30~50で押し目の可能性あり
これらがそろえば、「買い」を検討する材料となります。
リスク管理とエグジット戦略も忘れずに
買いエントリーをしたら、損切りラインと利確ラインを事前に決めておくことが重要です。
例えば、145.20円でエントリー後、145.00円を割ったら損切り(-20pips)、145.50円で利確(+30pips)といった設定をすると、リスク管理が明確になります。
まとめ:朝の上昇トレンドは「買い」のチャンスだが確認と準備が鍵
結論として、7月9日(水)朝のクロス円の上昇トレンドを見て「買い」への姿勢は理にかなっています。ただし、押し目の確認、テクニカル指標の複合、そして厳格な損切り管理が伴わなければ、思わぬ損失になる可能性もあります。
「今買えるかな?」の答えは、「条件が整えば買えるが、その前に押し目とリスク管理を確認しよう」が最も安全なアプローチです。

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