NISA口座で“金”に投資したい方にとって、ETF(1326 SPDRゴールド・シェア)と投資信託(ゴールド・ファンド/為替ヘッジなし)はどちらが向いているのか迷うところ。本記事では両商品の特徴、メリット・デメリット、選び方の目安を詳しく解説します。
1326 ETF(SPDRゴールド・シェア)の特徴
東京証券取引所に上場している商品ETFで、金地金への現物投資を通じて金価格の動きに連動します。信託報酬は年率約0.40%と比較的低コストです(信託報酬0.4%):contentReference[oaicite:0]{index=0}。
売買は株式と同様に成行・指値注文が可能で、流動性も高く、NISA成長投資枠の対象です。分配金はありませんが、金価格上昇による値上がり益が期待できます。
ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)の特徴
国内投資信託で、為替ヘッジなし版の場合、金地金価格と為替(ドル円)変動の両方の影響を受けるタイプです。信託報酬は約0.37~0.55%前後(代表ケースで0.37%)になります:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
ノーロード(購入手数料なし)で、毎営業日に基準価額で購入または解約できるため、一括購入や積立に柔軟に対応できます。
メリット・デメリット比較
項目 | 1326 ETF | ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) |
---|---|---|
信託報酬 | 約0.40% | 約0.37~0.55% |
売買方式 | 即時取引(株式扱い) | 基準価額で1日1回 |
為替リスク | なし(円建て) | あり(無ヘッジ) |
流動性 | 高い | 日次処理のみ |
向いている人 | 短期売買/リアルタイム売買志向 | 積立/為替差益期待型 |
考え方の実例:私ならどうするか?
コストを抑えつつ機動的に売買を行いたいなら、1326 ETFが有力です。特に為替を気にせず金価格だけを追いたい方に向いています。
一方、為替差益も含めた柔軟な価格変動を狙いたい場合や積立設定で長期運用を検討するなら、ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)も選択肢になります。
分散選びの目安とおすすめ戦略
両方に同額ずつ分散投資するのも一つの戦略です。ETFの流動性と信託報酬の安さを享受しつつ、投資信託の為替変動のメリットも取り入れられます。
ただし、総コストや為替リスクへの許容度、NISA枠の使い方(成長投資枠でのETF利用など)を踏まえながら判断することが重要です。
まとめ
1326 ETF(SPDRゴールド・シェア)は信託報酬が低く、リアルタイム売買ができる点が大きなメリット。一方でゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)は積立や為替差益を期待したい人向けの選択肢として有効です。
最終的には、投資スタイル(短期取引か長期積立か)、為替への感度、費用許容度に応じて選び分けるか、分散保有するのが理想的です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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