金投資は資産防衛や分散投資の手段として人気がありますが、どの金融商品を選ぶべきか迷うことも多いでしょう。特に、GLDM(SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト)と純金上場信託(現物国内保管型)【1540】は、日本の投資家にとって注目される選択肢です。本記事では、この2つの商品を詳細に比較し、選択の指針を提供します。
GLDMと純金上場信託(1540)の基本情報
まずは、両者の基本的な特徴を押さえましょう。
項目 | GLDM | 純金上場信託(1540) |
---|---|---|
上場市場 | NYSE Arca(アメリカ) | 東京証券取引所 |
信託報酬(年間) | 0.10% | 0.42% |
金の保管場所 | ロンドン | 日本国内 |
為替リスク | あり(米ドル建て) | なし(円建て) |
この表から分かる通り、GLDMは低コストである一方、純金上場信託(1540)は国内での保管が特徴的です。
コスト面での比較
金ETFを選ぶ際には、信託報酬などのコストが重要なポイントです。GLDMの信託報酬は0.10%と非常に低く、長期的に保有する際にコストを抑えることが可能です。
一方、純金上場信託(1540)の信託報酬は0.42%とやや高めですが、円建てでの取引が可能であるため、為替リスクを回避できるメリットがあります。
保管場所とリスクの違い
GLDMは金をロンドンの保管施設に預けており、国際的な視点で金価格の変動を反映します。ただし、アメリカ市場で取引されるため、為替リスクが伴います。
純金上場信託(1540)は国内保管型で、日本国内の規制下に置かれています。このため、安心感を求める投資家に適していますが、国際市場の金価格との連動性に若干の差異が生じる可能性があります。
投資目的別の選択肢
どちらの商品が適しているかは、投資目的によって異なります。
- コストを重視する場合:GLDMが適しています。信託報酬の低さは長期保有時のメリットとなります。
- 為替リスクを避けたい場合:純金上場信託(1540)が良い選択肢です。円建て取引で為替変動の影響を受けにくいです。
- 国内保管の安心感を重視する場合:純金上場信託(1540)が適しています。
これらのポイントを考慮し、自身の投資方針に合った商品を選びましょう。
まとめ:GLDMと純金上場信託(1540)を選ぶ際のポイント
GLDMと純金上場信託(1540)は、それぞれ異なるメリットを持つ金ETFです。GLDMは低コストで国際市場にアクセスできる一方、純金上場信託(1540)は円建て取引と国内保管の安心感を提供します。
選択する際には、コスト、為替リスク、保管場所などを総合的に判断し、自身の投資目的に合った商品を選ぶことが重要です。どちらの選択肢も、適切に運用すればポートフォリオの安定化に貢献するでしょう。
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