経済モデルにおける均衡GDPの計算方法と政府支出の影響

経済、景気

経済学における均衡GDPの計算は、総需要と総供給が一致する点を求める問題です。今回は、特定の経済モデルを使用して、均衡GDPを計算し、政府支出の増加がGDPに与える影響について解説します。以下では、与えられた経済の式をもとに、均衡GDPを求め、政府支出の増加がどのように均衡GDPに影響を与えるのかを詳しく見ていきます。

経済モデルの式と変数の理解

まず、与えられた経済モデルの式を確認します。消費(C)は次のように表されます。

C = 800 + 0.75(Y – T)

ここで、YはGDP、Tは税金です。また、投資(I)、政府支出(G)、純輸出(NX)の各変数は、それぞれ以下の値です。

  • T = 1000
  • I = 100
  • G = 1000
  • NX = 100

このモデルでは、C(消費)は、税金を差し引いた可処分所得(Y – T)の75%に基づいています。次に、均衡GDPを求めるための方法について説明します。

① 均衡GDPの計算方法

均衡GDPとは、総需要(消費、投資、政府支出、純輸出)が総供給(GDP)と等しくなる点を指します。経済の総需要は、次の式で求められます。

Y = C + I + G + NX

まず、消費Cの式に与えられた値を代入します。C = 800 + 0.75(Y – T) となるので、税金T = 1000を代入して、C = 800 + 0.75(Y – 1000) になります。これを用いて総需要を求めます。

次に、全体の式は次のようになります。

Y = (800 + 0.75(Y – 1000)) + 100 + 1000 + 100

この式を解くことで、均衡GDPが求められます。計算を進めると、Y = 4000 という結果が得られます。つまり、この経済の均衡GDPは4000です。

② 政府支出の増加が均衡GDPに与える影響

次に、政府支出Gが1000から1100に増加した場合の均衡GDPを求めます。政府支出の増加は、総需要の一部であるため、GDPに影響を与えます。

新しい政府支出G = 1100を代入した式は次のようになります。

Y = (800 + 0.75(Y – 1000)) + 100 + 1100 + 100

この式を解くと、政府支出の増加がGDPに与える影響を確認することができます。計算結果は、Y = 4100 となります。

したがって、政府支出が1100に増加すると、新たな均衡GDPは4100となり、GDPは100増加します。この結果は、政府支出の増加が総需要を押し上げ、GDPを増加させることを示しています。

政府支出の影響と乗数効果

政府支出の増加によってGDPが増加する理由は、「乗数効果」によるものです。政府が支出を増やすと、直接的に消費や投資が増加し、それがさらに経済全体に波及してGDPが増加します。このような乗数効果は、経済の成長において重要な役割を果たします。

今回の例では、政府支出の増加がGDPに与える影響を計算しましたが、実際の経済では、このような効果がさらに複雑に絡み合うことが一般的です。

まとめ

今回の問題を通じて、均衡GDPを求める方法と政府支出の増加がGDPに与える影響について理解しました。均衡GDPは、総需要と総供給が一致する点であり、政府支出の増加は乗数効果によってGDPを増加させることがわかりました。具体的には、政府支出が1000から1100に増加した場合、新しい均衡GDPは4100となり、100の増加が見られました。

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