株式投資で利益を出すためには、適切なタイミングで売買を行うことが重要です。そのためには注文方法の基本を理解することが欠かせません。今回は「指値注文」や「逆指値注文」など、初心者が混乱しやすい注文方法を中心に、わかりやすく解説していきます。
指値注文と成行注文の違い
まずは基本の2つの注文方法を確認しましょう。
- 指値注文:「〇〇円で買いたい」「〇〇円で売りたい」と価格を指定して出す注文。指定した価格に達しないと約定しません。
- 成行注文:価格を指定せず「今すぐ買いたい/売りたい」という注文。注文が優先的に執行されるため約定しやすいですが、価格は相場に任されます。
たとえば、現在値が100円の銘柄を90円で買いたいなら「指値注文」で90円を指定するのが一般的です。
逆指値注文とは?
逆指値注文とは、ある価格に達したら「指値」または「成行」で注文を出す仕組みです。主に以下の2つの目的で使われます。
- 株価が上昇して一定価格を超えたら買いたい(上昇トレンドを確認して買う)
- 株価が下落して一定価格を下回ったら売りたい(損失拡大を防ぐ損切り)
たとえば、「現在値100円の株が110円になったら買いたい」という場合は、逆指値110円の買い注文を設定します。
買い注文の使い分け|目的別に選ぼう
具体的な例で見てみましょう:
- 今の株価(100円)より安く買いたい → 「指値で90円」と指定
- 今の株価より高くなったら買いたい(ブレイク狙い) → 「逆指値で110円」
逆に、110円での買い指値は意味がなく、株価が100円なら90円や100円の注文で優先されてしまうため、成立しません。
売り注文ではどうなる?
売りの場合は逆の考え方をします。
- 現在より高く売りたい → 「指値で110円」と設定(利益確定)
- 損切りしたい(90円以下になったら売る) → 「逆指値で90円の成行売り」
損失を最小限に抑えるためにも、逆指値をうまく使うことが重要です。
補足:逆指値+指値 or 成行の選び方
逆指値を出すときには、発動後にどのような注文を出すかを選べます。
- 逆指値+指値:例えば「110円になったら、112円で指値買い」→安定した値動きで使う
- 逆指値+成行:「110円になったら、成行で買う」→急騰・急落対策に使う
価格変動が大きい銘柄では、成行を選ぶと約定はしやすいですが、予想外に高く(または安く)売買されるリスクもあります。
まとめ|注文方法を知れば投資はもっと有利に
初心者でも注文方法を正しく使えば、リスクを抑えつつチャンスを狙うことができます。以下のように整理すると分かりやすいでしょう。
- 安く買う・高く売る → 指値注文
- トレンドに乗って買う・損切りする → 逆指値注文
- すぐに売買したい → 成行注文
株式投資は「注文の工夫」次第で結果が大きく変わります。ツールを正しく理解して、賢く使い分けていきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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