SBI証券で指値注文が失効した場合の手数料はどうなる?注文の仕組みと注意点を解説

株式

株式投資初心者にとって、証券会社の注文方法や手数料の仕組みは分かりづらいものです。とくに「指値注文を出したが約定せず、当日中に失効となった場合に手数料は発生するのか?」という疑問は多くの投資家が経験するポイントです。本記事では、SBI証券を例に、指値注文の失効と手数料の関係について詳しく解説します。

指値注文とは?成行注文との違い

株式の注文方法には大きく分けて「成行(なりゆき)」と「指値(さしね)」の2種類があります。

指値注文は「〇〇円で買いたい(売りたい)」という価格を指定して注文を出す方法です。希望価格に達しない限り注文は成立しません。これに対して成行注文は価格を指定せず、即時成立を優先します。

たとえば、「1,000円でA社の株を買いたい」と指値を出したが、当日の最高値が950円だった場合、その注文は成立しません。

注文が失効するとどうなる?

「当日中有効」で出した指値注文は、1日の取引時間が終わると自動的にキャンセルされ、「失効」となります。これは正式なキャンセル扱いなので、約定(注文が成立)しなかった注文に対して手数料は一切発生しません。

また、株式購入のために拘束されていた買付余力(資金)も、注文失効後に自動で戻されます。

SBI証券における手数料の発生タイミング

SBI証券では、手数料は基本的に「注文が約定したタイミング」で発生します。約定しなければ手数料の対象外です。

つまり、どれだけ多くの指値注文を出しても、約定しなければ費用は一切かからないため、安心して注文を試すことができます。

失効した注文に関するよくある誤解

  • Q:注文しただけで手数料が取られるのでは?
    A:いいえ。SBI証券を含む多くのネット証券では、約定しない限り手数料は発生しません。
  • Q:失効した注文は自動キャンセルされたのか、自分で確認する必要がある?
    A:注文照会画面から「失効」と記載されていれば、自動でキャンセルされた状態です。
  • Q:再度注文を出すにはどうすればいい?
    A:同じ条件であれば「再注文」ボタンを使うことで、簡単に再設定可能です。

注意点:注文失効後の再注文時に気をつけること

再注文を出す際は、以下の点に注意しましょう。

  • 前回と同じ「当日中」の有効期間であれば、同日中にもう一度失効する可能性があります。
  • 「期間指定注文(例:今週いっぱい)」を選ぶことで、再注文の手間を省くことができます。
  • 約定の可能性を高めたいなら、成行注文も一つの選択肢です。

ただし、成行は思わぬ高値・安値で約定するリスクもあるため、あらかじめ許容範囲を決めておくことが大切です。

まとめ:指値注文の失効は無料、安心して活用しよう

結論として、SBI証券において「当日中の指値注文が失効した場合」には、手数料は一切発生しません。資金も自動で口座に戻るので、安心して注文戦略を立てることができます。

今後の取引では「注文が通るかどうか」だけでなく、「有効期間」や「再注文の手間」も踏まえて、自分に合った方法を選んでみましょう。

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