アメリカ株の配当を確実にもらうには?権利落ち日と保有タイミングの正しい理解

株式

米国株式に投資していると、「配当を受け取るためにはいつまでに保有していればよいのか?」という疑問を持つことは少なくありません。特に権利付き最終日と権利落ち日、そして時差の関係によって混乱が生じやすいため、正しい知識が必要です。

配当をもらうために必要な保有タイミングとは?

アメリカ株式の配当を受け取るには、「権利付き最終日(Record Dateの2営業日前)」の取引終了時点で株式を保有していることが必要です。つまり、権利落ち日(Ex-Dividend Date)の前営業日の引け時点までに株を保有していなければなりません。

たとえば、2025年6月16日(月)が権利落ち日であれば、2025年6月13日(金)の米国市場の取引終了時点までに株を保有していることが必要です。

日本時間でいつまで保有していればいいのか

アメリカの株式市場は現地時間で取引されており、日本時間では通常、23:30〜翌6:00(夏時間)で取引されています。したがって、2025年6月13日(金)のアメリカ市場の終値、つまり日本時間の6月14日(土)午前6時頃までに保有していれば配当を受け取る権利が得られます。

逆に、2025年6月16日(月)の取引からは権利が切り離されるため、日本時間の6月17日(火)午前6時頃までに買っても配当は受け取れません。

実際のETF情報で確認:iShares MSCI Indonesia ETFの場合

たとえば、iShares MSCI Indonesia ETF(EIDO)の公式サイト(BlackRock公式)でも、配当関連の日程が明示されています。配当の支払い日(Payable Date)、記録日(Record Date)、権利落ち日(Ex-Date)などを確認することが可能です。

こうした情報は必ず公式サイトや証券口座で確認し、証券会社ごとの表示にズレがないかもチェックしましょう。

配当狙いの保有と短期売買の注意点

配当だけを目的として短期間だけ株を保有する「配当取り」は、多くの投資家が実践していますが、注意が必要です。配当落ち後は株価が理論上その分下がるため、配当による利益と値下がりによる損失でプラマイゼロとなることが多いです。

また、外国税額控除や為替変動の影響も受けるため、単純な国内株配当とは異なる点にも注意が必要です。

まとめ:米国株の配当を確実に受け取るには

アメリカ株で配当を受け取るには、権利落ち日の前営業日の取引終了時点で保有していることが絶対条件です。時差も考慮し、日本時間でのズレに惑わされないよう注意しましょう。

ETFや個別銘柄にかかわらず、配当関連の情報は必ず公式サイトや証券会社の情報で最新の日付を確認し、確実なスケジュール管理を心がけましょう。

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