新しいNISA制度の拡充によって、長期的な資産形成を目指す夫婦にとって、非課税枠3,600万円(1,800万円×2人)の有効活用は非常に大きなテーマです。この記事では、S&P500に連動するインデックスファンドを活用し、年利5%・10%で運用した場合、15年後・20年後に資産がどのように増えるかをわかりやすくシミュレーションします。
前提:新NISAで夫婦合計3,600万円を5年で投資
今回のシミュレーションでは、以下のような条件を設定しています。
- 夫婦それぞれが新NISA満額1,800万円を5年間で均等に投資(年間360万円×2人)
- S&P500などに年利5%または10%で運用されると仮定
- 投資終了後も15年・20年まで運用を継続(つまり、総運用期間は20年・25年)
- 配当再投資、税金考慮なし(NISAの非課税運用前提)
この前提を元に、複利効果も加味した将来の資産額を見ていきましょう。
積立投資3,600万円:年利5%の場合のシミュレーション
年利5%で複利運用した場合、以下のように資産が増加します。
年数 | 総資産額(概算) |
---|---|
15年後(運用開始から20年) | 約5,920万円 |
20年後(運用開始から25年) | 約7,550万円 |
年5%の成長でも、長期投資によって元本の約2倍になる可能性があります。
積立投資3,600万円:年利10%の場合のシミュレーション
年利10%と仮定すると、より強力な複利効果が期待できます。
年数 | 総資産額(概算) |
---|---|
15年後(運用開始から20年) | 約9,500万円 |
20年後(運用開始から25年) | 約1億5,200万円 |
資産額は元本の2〜4倍近くにまで増える可能性があり、特に年利10%で25年運用できれば1億円超えも見込めます。
実際の運用における注意点
ここで示した数値はあくまで理論的な複利運用モデルに基づく予測です。実際の運用では以下の点に注意が必要です。
- 年利は毎年安定して得られるものではなく、上下変動があります
- インフレや為替変動も実質リターンに影響を与えます
- 投資タイミングや暴落への対応なども重要
S&P500は過去において年平均リターン7~10%を記録してきましたが、将来も同様のリターンを保証するものではありません。
活用すべきポイント:新NISAの非課税枠
新NISA制度は非課税期間が無期限となり、将来にわたって得られる利益が全額非課税という点で非常に有利です。夫婦で計画的に使えば、税引き後の資産効率が大きく改善されます。
特にS&P500連動型インデックスファンドなど低コストで成長力のある資産クラスに集中投資することで、資産の最大化が期待できます。
まとめ:長期×複利×非課税で大きな資産形成が可能に
・夫婦で新NISA3,600万円を5年間で投資し、運用を継続するだけで
年利5%:20年後に約7,500万円
年利10%:20年後に約1億5,000万円超
・新NISAの最大限の活用は、長期・積立・分散の3原則に則ったインデックス投資で実現可能
・毎月の支出を見直しつつ、未来への資産形成に取り組むことが何よりの近道です
今の一歩が、15年後・20年後の安心に変わります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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