新NISAを利用して積み立てている投資信託が複数ある場合、その分散状況を見直すことが重要です。特に、S&P500や米国株、世界株などに分散投資をしている方は、リスク分散とリターンを最適化するための再整理が求められます。この記事では、月4万円をどのように振り分けて投資すべきか、その方法とおすすめ銘柄について解説します。
1. 現在の投資状況と分散の見直し
現在、4種類の投資信託を月1万円ずつ積み立てている状態で、全体的に米国株やS&P500に偏った投資となっています。投資信託の選定時にリスク分散を考慮していなかった結果として、資産の偏りが生じてしまったのです。このような状態を改善するためには、より多角的に投資先を見直し、リスクを分散させることが重要です。
2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
このファンドは、世界中の株式市場に広く投資するインデックスファンドです。リスク分散の観点から、投資比率を増やすことが理想的です。世界全体に分散することで、特定の国や地域のリスクに依存せず、安定したリターンが期待できます。特に成長が見込まれる新興国市場もカバーしているため、長期的に安定した成長を狙う投資家に適しています。
3. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とSBI・V・S&P500インデックス・ファンド
両方のファンドがS&P500に連動しているため、似たような投資対象となっています。米国株は安定的な成長を遂げており、今後も魅力的な投資先ですが、同じようなファンドを2つ持つことは冗長です。投資比率を1つに絞るか、比率を調整して、他の市場(例:新興国や全世界株式)にも目を向けることを検討しましょう。
4. SBI・Jジェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
金(ゴールド)は、インフレヘッジや経済不安に強い資産として魅力的です。このファンドは、金価格に連動しており、経済的な不安定時に安定した価値を提供しますが、過度に投資するとリスクが高くなるため、ポートフォリオの一部として保有するのが良いでしょう。
5. おすすめの振り分け方法
月4万円の投資額をどのように振り分けるか、リスクとリターンを適切にバランスさせるために、以下のように分けることをおすすめします。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー): 40%(1万6千円)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500): 20%(8千円)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド: 10%(4千円)
- SBI・Jジェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし): 30%(1万2千円)
まとめ
投資信託を月4万円で積み立てる場合、リスクを分散し、異なる地域や資産クラスに投資することが重要です。米国株に偏りがちですが、全世界株式や金といった他の資産に投資することで、安定したリターンを狙うことができます。自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、最適なポートフォリオを組みましょう。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


コメント