資産運用をする中で「今後の相場がどうなるか」「本当に投資を続けていいのか」と不安に感じるのは当然のことです。特に、S&P500やオールカントリーといったインデックス投資を行っている方が、さらに金(ゴールド)への投資を考える場合、その選択が正しいかどうか迷うものです。この記事では、SBIのゴールドファンドや株式インデックス、将来のアメリカ経済や中国の影響まで踏まえて、今後の資産形成のヒントをお届けします。
ゴールドは今「高すぎる」のか?価格調整への備え方
ゴールド(貴金属)はインフレや有事に強い資産とされ、世界中の投資家に人気があります。しかし、「高値掴み」のリスクも避けて通れません。2024年に入ってからも高値圏を推移していますが、短期的に価格が12000円台に下落する可能性もゼロではありません。
とはいえ、ゴールド投資は「安全資産」として長期の分散投資先として検討されるものであり、値上がり益よりもリスクヘッジ的な役割を期待するケースが多いです。もし価格変動が心配な場合は、一度に大きく買わず、つみたてで分散購入する方法をおすすめします。
S&P500とオールカントリー:このまま持ち続けても大丈夫?
S&P500(米国株)やオールカントリー(全世界株)は、多くの投資家が「長期保有で資産が育つ」と信頼して投資しています。しかし、もちろん未来は誰にも読めません。アメリカ経済が減速したり、中国が世界の経済大国として台頭してきた場合、過去と同じリターンが得られるとは限りません。
それでも、過去数十年のデータでは、10年〜20年という長期で見ればS&P500もオルカンも右肩上がりの実績があります。重要なのは、短期的な上下に一喜一憂せず「目的をもって長期投資を続けること」です。
「安全に貯蓄したい」という気持ちは自然。でも…
投資と貯蓄のバランスはとても大切です。貯金は生活防衛資金や緊急時の備えとして必要不可欠です。一方で、低金利の現在では、銀行預金だけでは資産は増えません。インフレでお金の価値が目減りしていくこともあるため、リスクを抑えつつも「投資」という選択肢を持つことが重要です。
たとえば、「生活費の6ヶ月分は現金で確保」「それ以外はS&P500とオルカンで積立」などのバランスを意識すると、不安が減りやすくなります。
将来の不確実性にどう備えるか:分散投資という選択
将来、アメリカ経済が長期的に低迷したり、地政学リスクが高まったりする可能性は常にあります。その中でも安定した運用を目指すために、「地域」「資産クラス」「通貨」などを分散させることが非常に効果的です。
・米国:S&P500
・全世界:オルカン
・実物資産:ゴールドファンド
・円建て資産:日本債券や定期預金
このように組み合わせることで、どこかの市場が崩れても資産全体でリスクを抑えられるようになります。
まとめ:正解は人それぞれ、自分の目的とリスク許容度に合わせよう
投資に「絶対の正解」はありません。大切なのは、自分のライフスタイルや将来の目標、リスク許容度を考慮して判断することです。ゴールドの購入も、価格の動きに惑わされるのではなく、資産全体における役割を意識することが大切です。
もし不安な気持ちが強い場合は、証券会社の無料相談や、FP(ファイナンシャルプランナー)への相談を検討してみるのも良い方法です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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