近年、個人間での海外送金が増える中で、手数料が安くて早い送金サービスとして知られるWise(旧TransferWise)が注目されています。しかし、送金先が台湾となると、Wiseでは現地通貨の台湾ドル(TWD/NTD)がサポート対象外のため、送金ができないケースがあります。本記事では、そのような場合に利用できる代替手段や注意点について詳しく解説します。
Wiseでは台湾ドルへの直接送金が不可
2025年現在、Wiseでは台湾ドル建ての送金サービスを提供していません。台湾から他国への送金(送金元)については制限がありますが、送金先としても台湾ドルの銀行口座へは直接対応していないため、日本から台湾の口座へNTDでの送金は不可となります。
代替としては、米ドル(USD)建てで台湾の外貨口座に送金する、または中継銀行を経由する方法がありますが、これには追加の手数料や着金までの日数のズレが発生します。
台湾への送金に使える他の方法
1. 銀行の海外送金サービス
メガバンク(三菱UFJ銀行、みずほ銀行など)や一部の地方銀行では、台湾の銀行口座宛に直接NTD建てで送金が可能です。ただし、手数料(3,000〜7,000円程度)や中継銀行手数料がかかる点に注意が必要です。
2. PayPal
台湾側の受取人がPayPalアカウントを持っていれば、日本円から米ドルへ変換して送金する方法もあります。ただし、為替手数料がWiseより割高になる傾向があります。
3. 国際送金アプリ(Revolut、WorldRemitなど)
一部のFinTech系アプリでは台湾への間接的な送金ルートを提供していますが、利用可能国・通貨に制限があるため、事前に確認が必要です。
送金時の注意点とトラブル防止策
台湾は外貨規制が厳しく、銀行によっては外国送金の受け取りに制限がある場合があります。特にNTD口座でないと着金できないケースもあるため、送金前に受取人に銀行側の条件を確認しておくことが重要です。
また、着金後の為替変換手数料や、中継銀行を挟むことによる送金遅延・減額にも注意が必要です。明細には明記されない手数料が差し引かれることもあります。
台湾側で利用されやすい銀行とその特徴
台湾で受け取りやすい銀行としては、台新銀行(Taishin Bank)、中国信託(CTBC)、台湾銀行(Bank of Taiwan)などが挙げられます。中でも中国信託は国際送金の対応が比較的スムーズで、海外からの送金に慣れた窓口担当者がいることが多いです。
逆に小規模な地方銀行では、受け取りまでに時間がかかる・書類の提出が求められるといったケースもあるため、利用銀行の選定も成功のカギとなります。
まとめ:Wise以外の選択肢を理解して、安全・確実な送金を
Wiseが台湾ドルに非対応である現在、日本から台湾への送金には他の手段を選ぶ必要があります。手数料、着金スピード、為替レートを比較検討し、自分と受取人にとってベストな送金ルートを選ぶことが大切です。
送金前には相手側の口座通貨や銀行の受け取り条件を確認し、必要に応じて事前に連絡を取り合いましょう。安心・安全な国際送金のために、正しい情報と適切な選択が重要です。

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