欧州時間のポンド相場は本当に稼ぎやすい?成功と失敗を分ける戦略と注意点

外国為替、FX

FXトレーダーの中でも、特にポンド(GBP)を扱う人々にとって「欧州時間の始まり」は大きな注目時間帯です。市場参加者が一気に増えるこのタイミングは、動意づく価格変動が頻発し、チャンスとリスクが同居する局面でもあります。本記事では、欧州時間のポンド相場でのトレードにおけるメリット・落とし穴・戦略について解説します。

欧州時間開始とポンド相場が注目される理由

欧州市場(ロンドン市場)の開始は、日本時間で夏時間16:00、冬時間17:00頃に該当します。この時間帯は、取引量が急増し、ボラティリティが大きくなる傾向があります。

特にポンドは、英国内の指標発表や欧州勢のオーダーで敏感に動くため、「欧州時間はポンドの稼ぎ時」とされることもあります。

ポンドが動く具体的なきっかけと注意点

ポンド相場はロンドン市場のオープン時に大きな動きを見せる傾向がありますが、それはあくまで「ボラティリティが高くなる」だけで、必ずしも一方向とは限りません。

例:ある日のロンドンオープン直後に、GBP/USDが急騰したものの、30分後には全戻し。こうしたフェイクアウト(だまし)の動きは頻繁に発生します。

勝てる戦略:飛びつかない・観察が鍵

欧州時間に乗じてポジションを取る場合、「最初の動きに乗る」ことだけを目的にせず、以下のような観察が重要です。

  • 1本目のローソク足で方向性を見極めない
  • ロンドンFIXや経済指標との兼ね合いを確認する
  • 事前にレジスタンス・サポートラインを引いておく

特に、「急騰後の押し目」や「急落後の戻り売り」を狙ったセカンドエントリーが有効です。

テクニカルインジケーターでだましを回避する方法

だましを減らすためには、欧州時間前後のチャートパターンに加え、以下のようなインジケーターを併用するのが有効です。

  • RSI(相対力指数): 過熱感をチェックし、逆張り判断に活用
  • ボリンジャーバンド: 急激なブレイクアウト時の反転可能性を判断
  • 出来高: 出来高が伴わないブレイクは信頼性が低い

ただし、これらも万能ではないため、あくまで補助的に使うことが肝心です。

欧州時間のトレードに適した通貨ペアと特徴

ポンド絡みの通貨ペアの中でも、GBP/USDEUR/GBPがよく動きます。ロンドン時間はこれらのスプレッドも狭くなる傾向があるため、取引コストも抑えやすいです。

一方で、GBP/JPYは日本市場の影響も受けるため、ボラティリティが大きすぎて振り回されやすい側面もあります。

失敗パターンの実例と学び

失敗例:ロンドン開始直後にブレイクアウトしたGBP/USDに飛び乗ったが、その後の全戻しで損切り。

→対策としては、「3本目の足で判断する」「ロンドン開始10分は様子を見る」など、自分なりのルールを設けることが有効です。

まとめ:欧州時間のポンドトレードはチャンスも多いがルールが命

欧州時間開始直後のポンド相場は、短時間で大きな利益を狙える反面、「だまし」も多く存在する難しい時間帯でもあります。

  • 最初の急騰・急落には安易に飛びつかない
  • 複数のインジケーターとライン分析を併用する
  • 自分のトレードルールを持ち、焦らないこと

慎重なエントリーと柔軟な撤退判断を徹底することで、このチャンスを確実にものにしていきましょう。

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