60歳からの老後資金計画:老齢厚生年金受給 vs 新NISAでの投資

資産運用、投資信託、NISA

現在60歳の会社員で、共働き家庭の住宅ローンがあと10年残っているという状況で、老後資金をどう確保するか悩んでいる方も多いと思います。特に老齢厚生年金を65歳から受け取るのか、もしくは繰上げ受給してその分の資金を新NISAに投資していくのか、どちらが有利かという選択が問題になります。本記事では、老齢厚生年金を受け取ることと、新NISAで投資することのメリット・デメリットを比較していきます。

1. 老齢厚生年金を受け取る場合のメリットとデメリット

老齢厚生年金は、社会保険に加入していた期間に基づいて支給される年金であり、毎月安定した収入源となります。60歳から65歳まで働き続けている場合、65歳から支給される年金額が安定的であるため、老後の生活費を確保するためには有利です。

一方、65歳で支給開始となるため、直近5年間(60歳〜65歳)の間の生活費や、住宅ローン返済が続く場合は、ある程度の貯蓄が必要となります。年金額がいくらになるか、またその後の生活費を十分にカバーできるかどうかを見極めることが重要です。

2. 新NISAで投資する場合のメリットとデメリット

新NISAは、年間投資額に上限があり、非課税で運用益を得ることができるため、投資信託や株式に投資する際には非常に有利です。60歳から65歳までの5年間、月々10万円ずつ投資を続けることで、運用益を得られる可能性があります。

ただし、投資にはリスクが伴います。相場の変動により元本割れが発生することもありますし、確実に収益を上げられるかどうかは予測が難しいため、老後の資金として運用するには慎重さが求められます。投資期間が短いため、株式や投資信託などのリスクが大きい商品に投資する場合は、慎重に選ぶことが重要です。

3. 65歳まで働くことの影響と貯蓄の積み上げ

65歳まで働くことで、年金支給開始までに得られる収入は安定しますし、貯蓄や資産の積み上げも可能です。もし今後の収入を最大限に活用して新NISAに投資すれば、資産運用において有利なスタートを切れるかもしれません。

しかし、年金支給を待たずに繰り上げ受給する選択肢もあります。繰り上げ受給を選択すると、年金額が減額されますが、その分を新NISAで補填する形にして積極的に運用していく方法も考えられます。

4. 投資と年金のバランスをどう取るべきか?

新NISAで投資することは、運用によっては非常に高いリターンを得る可能性がありますが、そのリスクも高いため、年金と投資のバランスを取ることが重要です。65歳まで働くことで、年金受給開始後の生活費に対する不安を減らすことができるので、安心して投資を続けることができます。

投資をする場合は、無理なく積み立てられる額を決め、リスクの分散を意識して商品を選ぶことが求められます。ポートフォリオを多様化することで、相場の変動に対応できるようにすることが大切です。

5. まとめ:老後資金計画のための最適な選択

老齢厚生年金を受け取ることは安定した収入源を確保するために有利ですが、新NISAを活用することで積極的に資産を運用し、将来の収入を増やすチャンスも得られます。65歳まで働くことで安定した収入源を得つつ、投資のリスクを減らし、無理なく資産を増やしていく方法が最適だと言えるでしょう。

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