SBI証券を利用している中で、突然入金先の支店名や口座番号が変わっていた――という体験をされた方もいるかもしれません。実際に「カトレア支店からラベンダー支店に変更されていた」という報告もあり、再振込手数料が発生するケースも。この記事では、なぜこのような変更が起きるのか、通知は来るのか、そして今後の対応策について詳しく解説します。
なぜ入金先口座が変更されるのか？
SBI証券では、ユーザーごとに仮想的な専用入金口座（三井住友銀行などの振込専用支店）を割り当てています。この仕組みは「即時入金」や「リアルタイム入金」などの利便性を高めるために採用されています。
しかし、システム上の仕様変更や提携先金融機関の都合により、利用される支店名や口座番号が変更されることがあります。これには三井住友銀行側の内部処理やSBI証券側の管理方式の更新などが関係していると考えられます。
通知はある？ユーザーへの連絡の実態
基本的に、こうした支店名・口座番号の変更はSBI証券の「入金」ページやアプリ上で反映されますが、個別に通知が来ることは稀です。
特に即時入金サービスでは、「あくまで専用口座の表示内容を確認してから入金すること」が前提になっており、旧情報を使った振込で発生する手数料などは原則ユーザー負担となります。
実際の事例：カトレア支店からラベンダー支店に変更されたケース
あるユーザーは、地方銀行からSBI証券へ増額入金しようとしたところ、これまで利用していた「三井住友銀行 カトレア支店」の口座が無効になっていたため、振込が失敗し、返金処理と手数料の負担が発生しました。
確認したところ、SBI証券のマイページではすでに「ラベンダー支店」と新しい口座番号に更新されており、支店変更に関する個別通知はなかったとのこと。このような変更は、ユーザー側で都度確認するしかないのが実情です。
変更のタイミングと背景
こうした支店や口座番号の変更に明確な「周期」や「基準日」が設けられているわけではありませんが、システム更新や契約先銀行側の都合によって、不定期に変更される可能性があります。
そのため、長期間振込を行っていない口座や、キャンペーン中に開設された特別口座などは特に変更されやすい傾向にあります。
手数料トラブルを防ぐための対策
最も有効な対策は、「入金時には必ず最新の振込先情報をマイページまたは公式アプリで確認する」ことです。ブックマークやメモ帳に保存された古い支店情報はリスクになる可能性があります。
また、振込前に疑問がある場合は、SBI証券カスタマーサービスやチャットサポートを利用して確認することをおすすめします。誤送金による再振込や返金処理には数日～数週間かかることもあります。
まとめ：入金前の確認が自己防衛の第一歩
SBI証券の入金先がカトレア支店からラベンダー支店に変更されたというようなケースは、突発的に発生しうる事象です。SBI証券と三井住友銀行のどちらか一方に非があるとは言い切れず、あくまでシステム上の都合で自動変更される仕様になっています。
こうした変更に対しては、自ら情報を確認する姿勢と、公式情報を最新の状態で把握することが何よりの対策となります。投資のリスク管理の一環として、入金時の確認もルーティンにしておきましょう。
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