株式投資で勝つための指標選定:PER・PBR・MACD・RSI以外に注目すべき6つの視点

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株式投資において、PER・PBR・MACD・RSIは非常に有用な指標です。しかし、これらだけで勝ち続けるのは難しく、より多角的な分析が求められます。本記事では、銘柄選定に役立つその他の重要指標や視点を具体例とともに解説します。

1. 売上高と営業利益の成長率

企業の将来性を見極めるには、売上高や営業利益の過去数年にわたる成長率が参考になります。単年度だけでなく、3年・5年といった長期の傾向を見ることで、一時的な好調・不調に惑わされずに済みます。

たとえば、A社は過去5年間で売上が毎年10%以上成長しており、安定した拡大傾向が確認できます。このような企業は中長期投資に適している可能性があります。

2. 自己資本比率とROE(自己資本利益率)

企業の財務健全性を示す自己資本比率は、倒産リスクの低さを表します。また、ROEは経営効率を測る指標として重要です。高ROEでかつ安定した利益を出している企業は投資対象として魅力的です。

例として、B社は自己資本比率70%、ROEも15%前後を推移しており、株主資本を有効活用できていることが伺えます。

3. 配当利回りと配当性向

インカムゲインを目的とする投資では、配当利回りと配当性向のバランスが重要です。高配当でも配当性向が高すぎると無理をしている可能性があります。

実例として、C社は配当利回り4.5%、配当性向50%程度で、健全な範囲内で還元を行っていると判断できます。

4. 業種ごとのトレンドとテーマ性

個別指標に加えて、その企業が属する業界の成長性も重要です。テーマ性(AI、再生可能エネルギーなど)や国策関連銘柄は、市場からの注目度が高くなります。

たとえば、D社は生成AI関連のインフラ開発企業で、時流に乗って株価が急上昇しました。成長産業への波乗りは中長期リターンを押し上げる鍵となります。

5. 信用倍率と需給バランス

株価には需給も大きく影響します。信用倍率(信用買い残/信用売り残)を確認し、過熱感のある銘柄は注意しましょう。逆に空売りが多い銘柄には踏み上げ期待もあります。

E社は信用倍率が1.0を下回っており、売り長でありながら業績好調ということで、需給改善による株価上昇が期待できました。

6. 経営陣・株主構成・IR姿勢

数値化しづらいですが、経営者の信頼性や株主還元に積極的な姿勢も重要です。IR資料が分かりやすい企業や、定期的に情報開示している企業は、投資家にとって安心材料となります。

F社は経営陣の交代後にROEが改善し、株主還元も強化されました。経営ビジョンの明確化も株価に好影響を与えた例です。

まとめ

銘柄選定でPER・PBR・MACD・RSIは基本中の基本ですが、そこに企業の成長性、財務健全性、配当、業界トレンド、需給、経営姿勢といった多角的な視点を加えることで、より精度の高い投資判断が可能になります。ひとつの指標に偏らず、バランスよく情報を組み合わせて判断することが、株で勝ち続けるための秘訣です。

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