ラインブレイクの絶好のタイミングを逃してしまった時、多くのトレーダーは次の一手に迷います。しかし、相場は常にチャンスの連続。特に下位足を活用した再エントリーやロット調整を組み合わせることで、効率的な利益確保が可能です。本記事では、その戦略を具体的に解説します。
ラインブレイクを逃しても次の波はある
トレンドは波形を描きながら進行します。たとえブレイク初動に乗り遅れたとしても、次の押し目や戻りを狙うことで十分な利益を得られる場面は多々あります。
例えば、日足レベルで明確なレジスタンスを上抜けした場合、1時間足や15分足で押し目を形成したタイミングは再エントリーの好機です。
下位足でのスキャルピング戦略
チャンスを逃した後、下位足(1分〜15分足)でのスキャルピングを活用する方法も有効です。短期的な押しや戻りの動きを狙って、小さな値幅をサクッと取っていく手法です。
ただし、下位足はノイズも多く、ダマシに遭いやすいため、上位足のトレンド方向と一致している場面でのみエントリーするなど、明確なルールが必要です。
利益が少ないならロットを増やす?その注意点
下位足での値幅が小さい場合、「ロットを増やせばいいのでは?」という考えは理にかなっています。実際、スキャルピングでは高ロットでエントリーする手法も一般的です。
ただし、ロットを増やすほど損切り時のダメージも大きくなるため、損切り幅を厳密に設定することが前提となります。資金管理を徹底し、1回の損失が口座資金の2〜3%以内に収まるよう調整しましょう。
リスクリワード比の維持が利益を安定化させる
利益幅が小さいトレードでは、リスクリワード比を1:1以上に保つことがカギになります。リワードを大きく取れない分、エントリーポイントをより精密に絞る必要があります。
たとえば、エントリーから損切りまでの距離が10pipsなら、利確ラインも最低10pips以上に設定するのが基本です。これにより、トータルでの勝率が50%でも収益を出しやすくなります。
実例:ラインブレイクを逃した後の対応
ケース1:ユーロドルで15分足のブレイクに乗り遅れたが、5分足で押し目を確認しエントリー。短時間で15pipsの利益を確保。
ケース2:日経225先物で1時間足ブレイクを逃したが、次の戻りで1ロット→3ロットに増やして再エントリー。利幅は小さくても利益額は倍以上。
まとめ:焦らず待ち、柔軟に戦略を切り替える
ラインブレイクを逃しても、焦らずに次の押しや戻りを見極めることが重要です。下位足のスキャルピングやロット調整という柔軟な戦術を取り入れることで、安定した利益を目指すことができます。
最も大切なのは、自分の資金と性格に合った戦略を構築し、明確なルールに基づいてトレードを行うことです。機会損失を恐れず、次のチャンスに備えましょう。

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