米国株投資を行っていると、外貨決済後に「いつ円転(ドルから円への交換)ができるのか」が気になる方も多いでしょう。特に楽天証券を利用している場合、円転のタイミングや処理の流れを理解しておくと、資金管理がスムーズになります。本記事では、楽天証券で米国株を外貨決済で売却した後、最も早く円転できるタイミングと、その注意点を詳しく解説します。
楽天証券での米国株外貨決済売却とは
楽天証券では、米国株を購入する際に「円貨決済」か「外貨決済」を選べます。外貨決済での売却とは、保有している米ドル建ての株式をドルで売却することを指します。売却後の受取資金はドルのまま楽天証券口座内に反映されます。
ここで重要なのが「受渡日(settlement date)」です。米国株は通常、約定日+2営業日(T+2)で受渡が完了します。
円転できる最速タイミングは?
外貨決済で米国株を売却した場合、そのドルを円転(外貨普通預金口座から円貨へ交換)できるのは、売却から2営業日後の受渡日当日以降になります。たとえば、6月25日(火)22:30に米国株を売却した場合、T+2にあたる6月27日(木)に受渡が行われ、その後円転が可能になります。
楽天証券の「為替振替(外貨⇔円貨)」は、平日の11:55までに指示すれば、当日中に反映されます(2025年6月時点)。それ以降は翌営業日の扱いとなるため、タイミングに注意が必要です。
為替手数料とレートも要確認
楽天証券では、米ドル→円への為替手数料は1ドルあたり25銭(0.25円)です(変更の可能性あり)。また、リアルタイムの為替レートではなく、午前10時時点の仲値を基準にした固定レートである点も押さえておきましょう。
為替レートの変動に敏感な方は、SBI証券やマネックス証券のような低スプレッド・リアルタイムレート提供の証券会社との比較も検討するとよいでしょう。
円転前に考慮すべきポイント
米ドル資金を円転せず、次回の米国株購入資金としてプールしておくという手もあります。為替リスクを避けつつ、再投資効率を高められるのが利点です。
逆に、日本円の資金需要がある場合は、早めに円転することで為替変動の影響を回避できます。必要に応じた柔軟な対応が求められます。
まとめ:受渡日を把握し、円転タイミングを戦略的に
楽天証券における外貨決済売却後の円転は、売却日から2営業日後の受渡完了後に可能となります。為替手数料や指示時間なども踏まえて、最適なタイミングでの円転を行うことで、余計なコストやリスクを避けられます。
資金ニーズや相場の動向を見極めつつ、ドル資金の扱いを戦略的に行いましょう。

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