HYPER SBI2は多機能なトレーディングツールとして個人投資家に人気ですが、「全板」画面から注文訂正ができないという声も少なくありません。本記事では、その背景や正しい注文訂正の手順、そして注意点までを詳しく解説します。
「全板」画面とは何か?
「全板(ぜんいた)」とは、気配値の一覧表示のことで、買い・売りの指値注文が板情報としてリアルタイムで表示される画面です。HYPER SBI2の「全板」では、価格帯ごとに注文状況が視覚的に把握しやすく、デイトレードなどに重宝されています。
ただし、この「全板」画面はあくまで市場の板情報と注文の発注用インターフェースであり、発注済みの注文を直接訂正する機能は備えていません。
未約定注文の訂正はどこから行う?
HYPER SBI2で発注済みの注文の訂正・取消を行うには、「注文照会」または「注文一覧」画面からの操作が基本となります。
- メニューから「注文」→「注文照会」を選択
- 対象の注文を選び、「訂正」または「取消」をクリック
- 内容を変更後、「訂正発注」ボタンを押して完了
この操作により、価格や数量の修正が可能になります。
なぜ「全板」画面から訂正ができないのか?
「全板」画面はスピードを重視した注文入力に特化しており、既存注文の管理には適していません。設計思想としては、新規注文の発注に特化したUIであるため、編集機能は割愛されていると考えられます。
また、複数の注文や銘柄を一元管理する必要があるため、訂正機能は一覧画面に集約されているという設計上の理由もあります。
誤注文を防ぐための工夫
注文後すぐに訂正したい場合は、あらかじめ「ワンクリック訂正」などのショートカット操作を設定することで対応できます。HYPER SBI2では、「カスタマイズ設定」でツールバーに訂正機能を追加することも可能です。
また、注文内容を確認してから送信する「確認画面の表示」をオンにしておくことで、ヒューマンエラーを減らすことができます。
まとめ:注文訂正は「注文照会」から、全板は情報把握に特化
HYPER SBI2の「全板」画面は板情報の把握や新規注文に優れている一方で、訂正・取消は別画面で行う必要があります。それぞれの画面の役割を理解し、正しい操作で取引ミスを防ぎましょう。
これからHYPER SBI2を本格的に活用する方は、設定や操作手順に慣れておくことで、より快適で安全な取引が可能になります。

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