新NISAや長期運用でインデックス投資を活用している方にとって、複数の銘柄やファンドを持っている中で「どれがよりリスク・リターンが高いか?」を知ることは、今後のポートフォリオ調整にも役立ちます。本記事では、人気のインデックス系ファンドをリスク・リターンの観点から整理し、方向性を考えるヒントを提供します。
主要インデックスファンドのリスク・リターン序列
一般的なボラティリティ(価格変動の大きさ)と過去実績に基づき、以下のようにリスク・リターンが高い順に並べることができます。
- 1位:FANG+(GAFAM+テック銘柄)
- 2位:NASDAQ100(米国のテクノロジー・グロース銘柄中心)
- 3位:S&P500(米国大型株の分散投資)
- 4位:先進国株式(MSCIコクサイなど、米国比率が高い)
- 5位:全世界株式(オルカン)(先進国+新興国+日本含む広範)
FANG+は米国のハイテク企業に集中しており、価格の変動も激しいですが、上昇局面では圧倒的なリターンを叩き出す可能性があります。オルカンは地域的・業種的分散が効いており、最も安定性が高いと言えます。
ポートフォリオ全体での調和が大切
すべてのファンドをすでに保有されているとのことですが、組み合わせのバランスが今後のリターンとリスクに大きく影響します。例えば、FANG+やNASDAQ100に比重が偏ると大きな上昇益を狙えますが、下落リスクも大きくなります。
一方、S&P500・オルカン・先進国株式などは分散が効いており、長期で安定した成長を狙う戦略に向いています。
成長投資枠の活用例:目的別の方針
成長投資枠の残りをどう使うかについて、以下のような方針を参考にしてみてください。
- 積極型:FANG+、NASDAQ100に集中投資し、上昇相場での爆発力を狙う
- 中庸型:S&P500+NASDAQ100をバランスよく組み合わせ、値動きと安定の両立を図る
- 堅実型:オルカンや先進国株式を中心に据え、世界経済全体の成長に乗る
たとえば、FANG+30%、NASDAQ10030%、S&P50020%、オルカン20%といった構成は、比較的リスクを取りつつも分散が効いたバランスです。
補完資産:金や日本株高配当の役割
金(ゴールド)や日本株高配当株は、株式市場と異なる値動きをするアセットクラスとして有効です。特にインフレ時や米ドル不安定時には金が安定資産としての働きをします。
また、高配当株はキャッシュフローを生みながら市場全体の調整にも比較的強いため、ポートフォリオにバランスよく組み込むとリスク緩和につながります。
まとめ:成長か安定か、目的で配分を見極める
本記事で紹介したように、FANG+が最もハイリスク・ハイリターン、オルカンがローリスク・ローリターン寄りの傾向にあります。
ご自身の投資スタンスや資産形成の目的に応じて、「どこまでリスクを取りに行けるか」「どの程度のリターンが必要か」を意識しながら、成長投資枠を有効活用していくとよいでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント