MT5(MetaTrader 5)のチャートで、価格を上下に動かしつつローソク足のサイズを保持したいというニーズはよくあります。価格軸を移動させると、ローソク足が圧縮されたり、拡大されたりして見づらくなってしまうことがあります。この記事では、MT5のチャートを自由に上下に動かし、ローソク足のサイズをそのままにする方法を解説します。
1. MT5チャートの基本的な操作方法
まず、MT5のチャート操作の基本を押さえておきましょう。MT5では、チャート上で「マウスホイール」や「ドラッグ」で価格軸を上下に動かすことができますが、これではローソク足が圧縮されたり、拡大されたりします。
チャートの表示を調整するには、価格軸の移動とローソク足の表示サイズを調整する必要があります。では、次にその調整方法を詳しく見ていきます。
2. ローソク足のサイズを保持しながら価格軸を上下に動かす方法
MT5では、価格軸を上下に動かしながらも、ローソク足の大きさを変更せずに表示する方法があります。この方法を使うことで、ローソク足の表示を見やすく保ったまま、チャートを上下に動かすことができます。
具体的には、以下の手順を試してください。
- まず、チャートを開いた状態で、マウス右クリックをします。
- 「プロパティ」を選択し、「スケール」タブを開きます。
- 「自動スクロール」のチェックを外し、「スケールの自動調整」を無効にします。
- その後、「価格の表示範囲」を手動で調整することで、価格軸を自由に動かしつつ、ローソク足の大きさはそのままに維持できます。
これにより、チャートの見た目を大きく変えることなく、必要な位置に価格軸を移動させることができます。
3. MT5のスクロール設定を調整して表示を最適化する
MT5には、スクロール設定やズーム機能があるため、これらを調整することで、ローソク足が圧縮されるのを防ぐことができます。
「チャートのズームイン」や「ズームアウト」を使って、ローソク足のサイズを調整することも一つの方法です。しかし、この方法ではローソク足の表示が変更されるため、ローソク足のサイズをそのままに保つには上記の方法を使うことをおすすめします。
4. チャートの見やすさを保つためのポイント
チャートが見づらくなる原因は、ローソク足の圧縮や拡大だけではなく、表示している時間軸にも関係があります。例えば、5分足のローソク足を長時間表示している場合、情報量が多くなりすぎて見づらくなることがあります。
このような場合は、表示する時間足を調整して、チャートを適切に表示することが重要です。時間軸を短くすることで、より詳細な情報を得ることができますが、反対に長くすることでチャートがスッキリと表示されます。
5. まとめ:MT5で自由にチャート操作を行うためのコツ
MT5でローソク足のサイズをそのままにしつつ、チャートを自由に上下に動かすには、設定の調整が必要です。まず、「プロパティ」からスケール調整を無効にし、価格軸を手動で調整する方法が最も効果的です。
また、スクロールやズーム機能を駆使して、表示を最適化することも大切です。これらの設定を活用して、トレード中のチャートを見やすく、操作しやすい状態に保つことができます。自分に合った表示方法を見つけ、快適な取引を行いましょう。
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