新NISA制度が始まり、多くの投資家が成長投資枠の活用を考えています。その中で、投資信託ではなくETF(上場投資信託)を活用している人も増えています。本記事では、新NISAの成長投資枠でETFを活用するメリットや実際の運用例を紹介します。
ETFを新NISAで使うメリット
ETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様にリアルタイムで売買できるのが大きな特徴です。また、多くのETFは分配金を定期的に支払うため、投資信託とは異なり「お小遣い感覚」での運用も可能です。
例えば、「日経平均高配当株50ETF(1489)」は、年4回の分配があり、配当利回りも高めで人気です。成長投資枠を活用しつつ、インカムゲインを得られる点は大きな魅力です。
ETFと投資信託の違いを比較
項目 | ETF | 投資信託 |
---|---|---|
売買方法 | リアルタイムで市場取引 | 1日1回、基準価額で取引 |
分配金 | あり(頻度は銘柄により異なる) | 再投資が基本(自動) |
手数料 | 売買手数料あり(証券会社による) | 販売手数料や信託報酬あり |
このように、ETFは「柔軟な売買」「分配金収入」「透明性の高さ」などで投資信託と異なる特長があります。
よく選ばれるETF例とその特徴
- 1489(NF日経高配当50):高配当株に分散投資。配当利回りが高く人気。
- 1698(上場インデックスファンド日本高配当):配当重視の日本株を中心に構成。年4回分配。
- 2558(MAXIS米国株S&P500):米国のS&P500に連動。分散効果が高く長期保有に◎。
これらはすべて成長投資枠で購入可能で、毎月・四半期の分配金が魅力です。
分配金が「見える」からモチベーションにつながる
ETF最大の魅力はやはり「分配金」。投資信託では運用益は再投資されるため実感が湧きにくいですが、ETFは実際にお金が振り込まれるので、モチベーション維持にもつながります。
例:1489を100株保有していると、年間約2万〜3万円程度の分配があるケースも。
ETF運用で気をつけたいポイント
- 少額投資がしにくい:投資信託のように100円からは買えず、1単元単位の資金が必要です。
- 売買手数料:証券会社によって異なり、短期売買には不利になる可能性も。
- 流動性:マイナーなETFは出来高が少なく、スプレッドも広がりやすいです。
まとめ:ETFは「自分で運用」する楽しみがある
新NISAの成長投資枠でETFを活用することで、分配金収入を得ながら長期投資ができるというメリットがあります。投資信託よりも「管理感」があり、運用に関与している実感も持ちやすいため、楽しみながら資産形成を行いたい方に向いています。
高配当ETFやインデックス連動ETFなど、自分の目的に合った商品を選びつつ、長期目線で積み上げていくのが理想的な活用法です。

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