投資信託で「買ったときより売ったときの金額が少なくなった」という経験は多くの投資家が直面します。例えば楽天証券でブラックロック・ゴールド・ファンドを1/30に約定して購入し、2/2に売却したところ元本50,000円が44,437円になっていたというケースの背景には、価格の評価方法や市場の動きがあります。本記事では、このような投資信託の基準価額の変動メカニズムと損失が生じる理由についてわかりやすく説明します。
投資信託の基準価額(NAV)とは
投資信託は株式や債券など複数の金融商品をひとまとめにした金融商品であり、その価値は「基準価額(Net Asset Value/NAV)」で表されます。基準価額はファンドの全資産総額から負債や費用を差し引き、残った価値を発行済みの口数で割ったものです。 [参照]
NAVは市場が閉まった後に1日1回計算され、その日の終値に基づいて次の売買の基準となります。投資信託は株式のように1日中価格が変動するわけではなく、注文した日ではなくその日の終値で価格が決まります。 [参照]
基準価額が変動する要因
基準価額が変動する最大の要因は、ファンドが保有する資産の価格変動です。ブラックロック・ゴールド・ファンドの場合、金鉱会社の株式を中心に投資しているため、金鉱株価や世界株式市場の動きに大きく影響されます。金鉱株は金価格そのものよりも価格変動が大きいとされることがあり、株式市場の変動リスクを受けやすいです。 [参照]
その他の要因としては、ファンドの運用費用や売買による費用、投資家の買い・売りの動向などが含まれます。これらは直接的にNAVを上下に動かします。 [参照]
買値と売値が違う理由
投資信託は購入時点と売却時点で異なる基準価額が適用され、売却した時の基準価額が買った時点より下落していれば、当然受け取る金額も減ります。NAVは日々変動するため、短期間で売却した場合は市場の変動リスクを受けやすくなります。 [参照]
さらに、投資信託は売却注文が出されたタイミングの終値NAVが適用されるため、注文した1/30時点では分からず、2/2に適用された基準価額が売却価額になります。市場が下落していれば当然評価額は下がるため、投資元本よりも少ない金額となるのです。 [参照]
ブラックロック・ゴールド・ファンドの性質
ブラックロック・ゴールド・ファンドは、金鉱企業の株式を主な投資対象とするファンドであり、金価格だけでなく株式市場全体の動きや為替の影響も受けます。金鉱株は一般的に株式市場の影響を強く受ける資産であり、金地金価格そのものよりも変動幅が大きい傾向がありますので、短期売買では元本割れしやすい性質があります。 [参照]
また、為替ヘッジを行っていないため、円と外貨の変動がNAVに影響し、売却時の円換算額が購入時より減少する可能性もあります。 [参照]
短期売買時の注意点
投資信託は基本的に長期投資を想定した商品であり、短期的な価格変動により損失が出ることがあります。株式のように日中取引で価格を意識できないため、売却タイミングが限定される点も理解しておきましょう。 [参照]
もし短期売買を検討する場合でも、市場の状況やファンドの性質をよく理解し、どの程度の変動リスクを許容できるかを検討することが重要です。
まとめ:基準価額が下がる理由と投資信託の性質
・ 投資信託の評価額(基準価額/NAV)はファンドの資産価値の変動を反映して日々変動します。
・ 購入時と売却時で基準価額が異なると、売却額が投資元本より少なくなることがあります。
・ ブラックロック・ゴールド・ファンドは金鉱株中心の投信で値動きが大きく、短期売買では損失が出やすい性質があります。
・ 投資信託は長期投資を前提とした商品であり、短期の市場変動リスクを理解したうえで取引することが重要です。
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