インフレ不安や世界情勢の影響で金価格は近年大きく上昇しており、2025年6月現在もその高止まり傾向は続いています。そんな中、「今18金(K18)を買っても大丈夫なのか?」という疑問を持つ方が増えています。今回は、18金の価格推移や購入タイミングの見極め方を中心に、初めての方でもわかりやすく解説します。
18金(K18)とは?純金との違いを確認
18金は純度75%の金(24金を100%としたときの75%)で、残り25%に銀や銅などが混合されています。耐久性が高く、装飾品や資産保全としてバランスの良い素材として人気です。
24金よりも変色しにくく、日常使いのジュエリーやインゴット製品などにも適しています。
2025年6月のK18金相場の動き
田中貴金属や徳力本店などの公式発表によれば、2025年6月末時点のK18買取価格は1gあたり約7,200円前後と、過去最高水準を維持しています。
これは、米ドルの利下げ観測、中国の金買い、地政学リスクなどの影響で金への安全資産需要が高まっているためです。また、円安傾向も重なり、国内金価格を押し上げる要因となっています。
今は買い時か?投資・資産保全の観点で考える
今の金価格は高値圏にあるため、「今買うと高値掴みになるのでは?」と不安に感じるのも当然です。しかし、長期保有を前提とするならリスク分散の一環として購入する価値はあります。
一括購入よりも、数ヶ月に分けて購入する「ドルコスト平均法」を使うことで、価格変動リスクを抑えつつ買い増しが可能です。
買ってからどう活かす?保管・売却の考え方
K18は資産として保有するだけでなく、装飾品やギフトとしても価値を持ちます。保管には耐火金庫や銀行の貸金庫が推奨されます。
また、価格がさらに高騰したタイミングで売却することもでき、現物資産の強みを活かせます。売却時は買取相場を複数社で比較しましょう。
買ってはいけないタイミングや注意点
- 価格が急騰した直後の高揚ムードでの購入は控える
- 偽物・メッキ製品を避けるために信頼できる業者から購入
- ネット通販では品位証明(ホールマーク)を確認
また、ジュエリーとして購入する場合は「加工費」が価格に含まれているため、純粋な投資目的ならインゴットやコインタイプが適しています。
まとめ:18金は長期資産として有効、焦らず分散購入がカギ
18金は今なお高値水準にありますが、世界経済の不安定さを踏まえると実物資産としての需要は根強く、保有価値は十分にあります。短期売買には向きませんが、インフレや通貨下落へのヘッジとして、今からの購入も一つの選択肢です。
「今が絶好の買い時」と断言することは難しいものの、時間を味方につけた分散購入と、冷静な判断が成功の鍵を握ります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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