積立NISAを利用している人がいると、その総資産額を「貯金」と考えてよいのか気になることがあります。実際に、毎月10万円積み立てている人の資産額が3桁に達していた場合、それは純粋な「貯金」と言えるのでしょうか?本記事では、積立NISAの資産と貯金の違い、資産の捉え方について解説します。
1. 積立NISAの総資産額とは?
積立NISAは投資信託を通じた資産形成
積立NISAは、非課税の投資制度であり、毎月一定額を投資信託に積み立てることで、長期的に資産を増やすことを目的としています。つまり、総資産額は「投資により形成された資産」であり、通常の銀行預金とは異なります。
価格変動の影響を受ける
積立NISAの資産は、市場の値動きによって増減するという特徴があります。銀行預金のように額面が一定ではなく、景気や投資先のパフォーマンスに応じて価値が変わるのです。
2. 積立NISAの総資産額は「貯金」なのか?
貯金とは異なる性質を持つ
貯金とは、銀行や信用金庫などの金融機関に預けたお金であり、基本的に価値が変動しません。一方、積立NISAの資産は、相場の影響を受けて増減するため、現金資産とは異なります。
引き出しに制限はないがリスクがある
積立NISAの資産は、いつでも売却して現金化できますが、市場が下落しているタイミングで売ると、元本を下回る可能性もあります。つまり、「必要なときに一定額を引き出せる」という点では貯金とは異なると考えるべきでしょう。
3. 積立NISAの資産の正しい捉え方
長期的な資産形成の一部と考える
積立NISAの資産は、将来のための資産形成として考えるのが適切です。短期間で使うお金ではなく、老後資金や中長期的な目的で運用するものとして捉えるべきです。
生活資金とは分けて管理する
日々の生活費や緊急時の資金(生活防衛資金)は、預貯金として確保し、積立NISAは長期的な資産運用と考えて管理すると良いでしょう。
4. まとめ
積立NISAの総資産額は、「貯金」とは異なり、投資による資産形成という位置づけです。
- 積立NISAの資産は、市場の値動きによって変動するため、額面が保証されているわけではない。
- 貯金とは異なり、必要な時に必ず一定額を引き出せるわけではない。
- 長期的な資産形成の一部として考え、生活資金とは分けて管理するのが重要。
資産管理をする際には、預貯金と投資をバランスよく組み合わせることで、安定した資産運用が可能になります。
![](https://rieki.awaisora.com/wp-content/uploads/2024/08/icon.webp)
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント