FX取引における「スワップポイント」は、通貨ペアの金利差から生まれる利益またはコストで、ポジションを保有している間に毎日発生します。この記事では、スワップポイントの基本と、レバレッジ1倍と25倍でその金額にどのような違いがあるのかを分かりやすく解説します。
スワップポイントとは何か?
スワップポイントとは、2国間の政策金利の差によって発生する金利収益です。金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売るポジション(いわゆる「ロング」)を持つと、金利差を受け取る形になります。
たとえば、米ドル/円でロング(買い)ポジションを持つ場合、米ドルの政策金利が日本円より高ければ、スワップポイントを「受け取る」ことができます。
レバレッジとスワップの関係
スワップポイントの額自体は、ポジションの「通貨量(ロット数)」に対して発生します。つまり、レバレッジが何倍であっても、ポジションの量が同じであればスワップの金額も同じです。
例えば、1万通貨のロングポジションを持つ場合、レバレッジ1倍でも25倍でも受け取るスワップポイントは同じです。ただし、必要証拠金は大きく異なるため、効率やリスクの観点では違いが出てきます。
レバレッジ別の具体例
・レバレッジ1倍:1ドル150円の米ドル/円で1万通貨を買うには、約150万円の資金が必要。スワップが1日あたり50円なら、年利換算では約1.2%程度となります。
・レバレッジ25倍:同じ1万通貨でも、必要証拠金は約6万円。スワップポイントは同じく1日50円でも、投下資金に対する利回りは年利20%以上になります(ただしリスクも大きい)。
スワップ運用における注意点
・スワップポイントは日々変動し、各FX業者ごとに異なります。政策金利の変更や市場の需給で大きく変動することもあります。
・スワップ狙いの運用は「高金利通貨への偏り」や「為替変動による損失リスク」を抱えるため、為替レートの変動にも注意が必要です。
・特にレバレッジを高く設定している場合は、含み損が大きくなるとロスカットリスクが高まる点に要注意です。
まとめ:スワップポイントはロット数に比例、レバレッジは効率性の問題
FXのスワップポイントは、ポジションの通貨量に応じて発生するため、レバレッジの倍率によってスワップ額自体が変わることはありません。ただし、同じスワップ額でも、投下資金(証拠金)が少なければ利回りが大きくなるという意味で、レバレッジは運用効率に影響を与えます。レバ1倍は安全性重視、レバ25倍は高リスク高リターン戦略として、自分の投資スタイルに合った選択を心がけましょう。

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