楽天証券の「株ミニ」は、1株単位から気軽に株式投資ができる人気のサービスですが、購入した株数より多くの金額が引き落とされたと感じるケースがあります。本記事ではその理由や仕組み、注意点を解説します。
株ミニとは?通常の株取引との違い
楽天証券の「株ミニ」は、通常の単元株(100株単位)ではなく、1株単位で株式が購入できるサービスです。これにより、数百円~数千円で人気銘柄にも投資できる手軽さが魅力です。
ただし、単元未満株の取引は市場でのリアルタイム約定とは異なり、時間帯別や当日終値などを基準にした取引になるため、株価の変動リスクがあります。
引き落とし額が多く感じる理由
「注文した株数×表示株価」より多くの金額が引き落とされたと感じる場合、以下の要因が考えられます。
- 約定価格が注文時と異なる:株ミニは成行注文であり、約定タイミングの株価で決済されるため、注文時より高い価格で約定する場合があります。
- スプレッドや取引コストの加算:楽天証券では株ミニに関する取引手数料は無料とされていますが、スプレッド(買値と売値の差)などが価格に含まれているケースがあります。
- 諸費用の反映:場合によっては、制度信用取引や管理コストなどが別途考慮されるケースもあります。
楽天証券「株ミニ」の注文の仕組み
株ミニは、東京証券取引所での取引をリアルタイムで反映する通常の株取引とは異なり、注文の受付時間帯に応じて「後場終値」や「前場終値」などを基準に約定価格が決まる制度です。
たとえば「10時に注文した場合」は、その日の後場始値もしくは終値での約定となることがあるため、注文時点より株価が高ければ、実際の引き落とし額も増加することになります。
確認すべき3つのポイント
株ミニの引き落とし額が思ったより多いと感じた際は、以下の3点を確認しましょう。
- 約定価格がいくらになったか(取引履歴から確認)
- 取引手数料や管理費用が発生していないか
- 購入時点の株価と約定価格の差が生じていないか
楽天証券の「取引履歴」や「約定履歴」ページでは、実際にいくらで購入されたかが確認できるため、必ずチェックすることが大切です。
実例:1株単価800円で注文したはずが…
あるユーザーが「株価800円で1株購入したはずなのに、引き落とし額が850円だった」と感じた事例では、注文時の価格ではなく後場始値で約定し、実際には850円での取引が成立していたことが判明しました。
このように、表示株価と約定価格が異なることは珍しくなく、株ミニならではの仕様と理解することが必要です。
まとめ:仕組みを理解して安心の株取引を
楽天証券の株ミニで引き落とし額が多くなる原因は、約定価格の変動や取引仕様にあります。仕組みをしっかり理解することで、不安を回避し安心して投資を続けることができます。
少額から始められる魅力的なサービスである一方で、リアルタイムでの売買とは異なる点を把握しておくことが重要です。
詳しくは楽天証券「株ミニ」の公式案内ページもご参照ください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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