Solanaチェーン専用のPhantomウォレットに保有しているSOL(ソラナ)を、MetaMaskで管理するEthereumチェーン(またはEVM互換チェーン)に移したい場合、直接の送金はできません。その理由や、代替手段としての「ブリッジ」の使い方をわかりやすく解説します。
PhantomとMetaMaskの違いを理解しよう
PhantomはSolanaブロックチェーン専用のウォレットで、SOLおよびSPLトークンを管理できます。一方、MetaMaskはEthereumやPolygon、BSCなどのEVM互換チェーンに対応しています。
そのため、Phantom上のSOLをMetaMaskに送るには、SolanaチェーンからEVMチェーンへ資産を移す必要があり、「ブリッジ」と呼ばれるサービスを使うのが一般的です。
主なブリッジの選択肢と推奨サービス
代表的なブリッジサービスには以下のようなものがあります。
- Wormhole(Solana公式も支援)
- Allbridge
- Jumper Exchange(複数ブリッジを統合)
これらのサービスを使うことで、SOLやその他のトークンをSolanaからEthereumへと変換し、MetaMaskで受け取れるようになります。
PhantomからMetaMaskへSOLを送る具体的な手順
以下はWormholeを使った手順の一例です。
- MetaMaskをEthereumメインネットに接続し、アドレスを控えておきます。
- Phantomを開き、SOLの残高を確認します。
- Wormholeのブリッジサイトへアクセスし、ウォレット接続を行います(PhantomとMetaMask両方)。
- 送金元チェーンに「Solana」、送金先チェーンに「Ethereum」、トークンは「SOL」を選択します。
- 数量を指定し、「Bridge」を実行。手数料分のSOLが必要です。
- MetaMaskで「Claim」操作を行い、資産を受け取ります。
手順はサービスにより若干異なりますが、大筋は同様です。
トラブルを防ぐための注意点
ブリッジは便利な反面、トランザクションの失敗やネットワークの混雑、詐欺サイトなどのリスクもあります。以下の点に注意してください。
- 公式サイト以外には接続しない
- ガス代(手数料)を十分に確保する
- 小額でテスト送金する
- 送金先チェーンに対応したトークンアドレスを選ぶ
また、SOLをそのままブリッジするのではなく、USDCやUSDTなどのステーブルコインに一度スワップして送金する方法も、価格変動リスクを回避できて安全です。
代替手段:取引所を活用する方法
もしブリッジが不安であれば、中央集権型取引所(CEX)を経由する方法もあります。例。
- PhantomからSOLをBinanceなどに送金
- Binance内でSOLをETHやUSDCに変換
- 変換後の資産をMetaMaskに送金
この方法では、トラブルリスクが減る代わりに取引所への登録や本人確認が必要です。
まとめ:ブリッジの活用でチェーンを越えた資産管理が可能に
PhantomウォレットからMetaMaskへの直接送金はできませんが、ブリッジや取引所を活用すれば、異なるブロックチェーン間で資産を移すことが可能です。安全なブリッジを選び、手順を確認しながら慎重に進めることが、円滑な資産移動の鍵となります。

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