NISA(少額投資非課税制度)は、日本国内で個人の資産運用を支援するために設けられた制度です。多くの人が利用していますが、「NISA口座はどこで開設できるのか?」という質問がよくあります。特に、複数の金融機関でNISAを開設できるのか、上限額を超えて運用できるのかといった点について、混乱が生じることがあります。
1. NISA口座は複数の金融機関で開設できるのか?
実は、NISA口座は複数の金融機関で開設できません。NISA口座は1年に1回、どの金融機関で開設するかを選ぶことができますが、1年内に複数の金融機関で開設することはできません。つまり、あなたが選んだ金融機関に一度NISA口座を開設すると、その年はその金融機関だけでNISAを利用することになります。
ただし、翌年になれば別の金融機関に変更することは可能です。つまり、NISA口座を他の金融機関に変更することができるので、どこで開設するかは慎重に選ぶことが大切です。
2. NISAの上限額について
NISAの年間の非課税投資額には上限が設定されています。2023年度のNISAでは、通常のNISA口座では年間120万円までの投資が非課税となります。この120万円をどの金融機関でも設定した場合、年間でその枠を使い切ることになります。
また、積立NISAの場合は、年間40万円まで非課税で運用できる枠があります。いずれにせよ、複数の金融機関で口座を開設しても、1年間に利用できる非課税枠は合算で120万円(または40万円)であることに変わりはありません。
3. 複数の金融機関で投資を分ける方法
NISA口座を1年内に1つの金融機関でしか開設できませんが、他の金融機関を利用する方法もあります。例えば、1つの金融機関でNISA口座を開設し、別の金融機関で積立NISAを開設することは可能です。これにより、年間120万円の通常NISA枠と年間40万円の積立NISA枠を利用することができます。
また、証券会社や銀行だけでなく、最近ではPayPay証券などでもNISA口座を開設できるため、自分の投資スタイルや利用するサービスに合わせた最適な金融機関を選ぶことが重要です。
4. まとめ
NISA口座は1年に1つの金融機関でしか開設できないため、複数の金融機関に分けて開設することはできません。しかし、積立NISAを活用したり、翌年に金融機関を変更することで、複数の投資枠を有効に活用することは可能です。
自分の資産運用の目的や投資スタイルに合った金融機関を選び、NISAを最大限に活用することで、税制面での優遇を受けながら賢く資産を増やすことができます。
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